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戦争から、競争へ

朝を楽しむTips

仰々しいタイトルでごめんない。でも、子育てをしていると、過激な言葉を使わざるを得ないのです。

ボク自身の幼少期を振り返ってもわかるように、子どもの頃は朝とてつもなく眠い。育ち盛りとはよくいったもので、ボクの場合は中学生の頃がピークだった記憶があります。

そんな自分の過去がありながら、朝の辛さをわかっていながら、我が子のこととなると自制心を失ってしまうのです。毎朝、目覚めさせるのに必死。

布団を引っ剥がす、肩を叩く、起きない。ベッドからコタツに運ぶ、肩を叩く、起きない。しばらく放置。

放置後、自分の支度をマッハで済ませる。済んだら肩を叩く、声をかける、Switchのスイッチを入れて音で誘う、起きない。

募る苛立ち。困る俺たち。韻を踏んでいる場合じゃない。

家を出る時間が迫ってくると、こちらも焦りに拍車がかかる。ついつい声量が増していく。肩を叩く手に力が入る。

ようやく目をこすり、起き上がる我が子。ホッとしたのもつかの間、口を衝くのは文句ばかり。

「起こすのが遅い」「朝が苦手だから仕方がない」「起こし方が悪い」「そもそも運んできたコタツのポジションが悪い」「何度も言われなくても起きる」などなど、こちらの怒りの導火線に火を付けてくれるワードが並ぶ。

実際、しばしば火が付く。お互いに眠いので戦争に発展します。

怒りをぶつけ合い、傷付き、不穏な空気が漂い、イライラしたまま家を出る。休戦はすぐに訪れることもあれば、夕方まで持ち越されることもあります。

なんて無益なのだろうと思うけども、こちらも眠気が完全に抜けたわけではないので、抗戦してしまいます。いけない、と思いつつも。

ボクと我が子の場合もあれば、妻と我が子の場合も。日替わりで勃発する我が家の戦争。

そろそろこちらも朝から力を使いたくないので、戦うことを放棄。競争することにしました。戦いに変わりねえじゃねえか、というツッコミは受け付けません。

何を競うのか。着替え、トイレ、歯みがきの3種目。うまく競争しながら支度を済まさせる作戦です。

そろそろこんな作戦通じないだろうと思ったものの、意外や意外、思った以上に楽しんでくれています。競争しつつ褒めることも忘れない。これ、ひとつポイントだと思います。

連戦連敗中のボクですが、確実に我が子の支度時間が短縮され、家を出る時間が速くなっています。しめしめ、です。ちょっと連敗は悔しいけれども、勝ってしまうと戦争が起こるので、そこは大人の対応を。

感情と感情をぶつけ合うことも時には必要ですが、やっぱり朝は気持ちよく出かけたいじゃないですか。それならば、目先を変えてみるのも手ですよね。

明日も懲りずに競争して、支度を早く済ませ、職場に向かいたいと思います。戦わず、競争する。おすすめです。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!




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