発達障害に合併しやすい障害① ~発達性強調運動障害~

発達性強調運動障害(DCD)とは、

運動障害が無いにも関わらず、運動の『コーディネート』に問題を起こす障害のことを指します。

発達障害の範疇には入らないものの各発達障害に合併しやすく、配慮が必要となります。

『スキップができない』

『縄跳びができない』

『自転車に乗れない』

などの運動能力だけでなく、

『階段の登り降りが苦手』

『はさみが使えない』

『着替えが難しい』

など、極端な不器用さが特徴です。

体育はもちろんのこと、書字、書画、消しゴムで消すなどの多くの学習場面で障害をきたすため、

やる気がないと疑われるなどの誤解を受けやすく、本人はとても辛い思いをすることが多くなります。

アプローチとしては、作業療法的なトレーニングが有効であり、手首を回したり、調理などの運動が向いています。

例) 卵を割る、かき混ぜる、皮をむくなど

親子のコミュニケーションとしても、簡単なお料理を一緒に楽しみながらしていただけたら素敵ですね。

栄養療法としては、ヘム鉄の補充が有効です。

当薬局ではきちんと吸収されるヘム鉄の選び方、さらにうまく利用されるためのアドバイスも行なっています。

詳細は、追ってこちらでも配信していきますので、ご参考にしていただければと思います。

栄養療法、漢方療法とも、おひとりおひとりの個性に応じてできることを大切にフォローしていきます。

『極端な不器用さが生む苦しみ』を抱えるお子さんと親御さんが、少しでも救われますように…。

サンコー薬局羅漢店

岡本美樹

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?