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3秒で脳を活性化するブレストワークショップ

カヤックグループで文化として
取り入れているブレストを、
社内だけではもったいないと
社外の企業や学校、自治体を対象として
ワークショップ体験会の提供を始めた。
 
ブレインストーミングとは
アレックス・F・オズボーン氏が
1953年に提唱した形式であり発想法である。
 
一般的な会議で多く見られる
解決案に向かった収束的な場ではなく
ワイワイガヤガヤとおしゃべりの延長で
発散しながらアイデアがたくさん出る手法である。
 
 
ワークショップの説明をして感じるのは
ブレストを普通の議論のように
捉えている人が多いこと。
 
一般的な会議と異なるのは
アイデアを出すスピード感と
場の空気づくりであるのだが、
ワークショップの説明をすると
「あー、ウチでもよくやりますよ」
という声もあり詳しく聞いてみると
通常の会議の場での意見だしだったりする。
 
一方、我々のブレストワークショップでは
混ぜこぜになりながら化学反応を起こし
ひとりでは辿り着けない
アイデアラッシュの場となる。
 
 
そしてこのブレストワークショップで
特に体感してもらっているのは
アイデアを出すまでのスピード感。
 

一人たったの3秒しかもらえない。

これが、おそらく普通の会議室で
じっくりと語りながら意見を出し合う議論と
少し異なるところである。
 
 
3秒は「脳の単純な言語化」にとっては
意外と十分な時間である。
 
しかしアイデアを出すのに
なぜ3秒では足りなくなってしまうのか?
 
それは私たち人間のエゴから来ると思う。
 
誰でも周りに人がいると、
何かスゴイこととか
カッコいいこととか
いい人に見られたいとか
アイデアとは全く関係のない
余計なことを考えてしまう。
 
あるいは自分の発言に
「責任」を持とうとしてしまう。
 
そうすると自分のブレスト脳が
どんどん萎縮してしまう。
 
 
 
我々の提供するワークショップでは、
スゴイこととか面白いことは
言わなくてもよいことになっている。
 
質よりも量を大切にしているからだ。
 
だからワークショップでは
まず一人ひとりが思い切って
何でも言えるように
ブレスト脳を開放するワークから始めていく。
 
そしてもう一つ大事なことがある。
アイデアを言う人だけではなく
周りの人の空気づくりが重要なのだ。
 
どんなに面白くない普通のアイデアでも
周りのすごく良いリアクションが
ブレスト脳を活性化するのだ。
 
大切なことは何を言っても大丈夫だ
と思える空気かもしれない。
 
つまらないことも平気で言える場。
もしかしたらいま、多くの組織にほしいのは
そんな空気のアップデートかもしれない。
 

アイデアいっぱいの人は、
決して深刻にはならない 


というのは、フランスの詩人
ポール・ヴァレリーの名言でもあり
カヤックグループで大切にしている言葉。
 
アイデアいっぱいのひとになるために
ブレスト脳を鍛える場として
ワークショップを体験しませんか?

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