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デザイナー向けインターンシップの裏側を公開します!(前編)

こんにちは!
Sansanのプロダクトデザイナーの杉本です。
2023年3月に中途入社し9カ月ほどがたちました。

私は5月からSansanのクリエイタープロジェクト「Juice」の中の、新卒、第二新卒メンバーが集まる「Fruits」という組織に所属しています。
JuiceFrutisについてはこちらの記事をご覧ください!


9/30(土)・10/1(日)の2日間、「Fresh Juice – Sansan Designer Internship 2023 –」(以下Fresh Juice)を開催しました。こちらは、デザイナー志望の学生を対象とした、SansanのUI/UXデザイナー・ブランディングデザイナーの仕事を体験できるインターンシップです。

実はこのFresh Juiceは、私たちFruitsが主催しています。
新卒や第二新卒のデザイナーがこのような採用イベントの運営を任せてもらうのは滅多にない経験だったので、今回はその裏側を主催者であるFruits目線で振り返っていこうと思います!


Fruitsが主催するFresh Juiceについて

Fruitsは昨年度発足したばかりのできたてほやほやの組織です。そのためFruitsが主催するFresh Juiceも今年で2回目となります。新卒2年目の1期生3名に加え、今年度は新たに3名の新メンバーが2期生として加入しました。 

昨年度の基盤はありますが、1期生は昨年度の振り返りの内容を今回に活かしたり、新しいFruitsメンバーは昨年度までのキャッチアップもしなければならないため、綿密なコミュニケーションをとりながら約3カ月間かけて準備を進めていきました。

コンセプトと目的

コンセプトは、「出会いから自分の強みを発見する2日間」です。
これは昨年度Fruits1期生が話し合って決めたものです。Fresh Juiceを開催する目的、Sansan側と学生側それぞれがFresh Juiceに期待していることなどを出し合い、ブレイクダウンして決めていったそうです。
今年もこのコンセプトを軸にコンテンツの内容を決めていきました。

実際のブレストをまとめた資料

このコンセプトをもとにキービジュアルも作成しています。こちらも昨年度に作ったものを引き続き使用しました。

キービジュアルについて(by 神谷さん)
濁りのない綺麗なグラデーション表現を模索する過程で、とにかく手を動かしながら制作をしました。苦労したのは、コンセプトをグラデーション表現として昇華し、かつ、濁りのない綺麗な色の交わりを作ることです。最終案に至るまでに150の案出しを経ており、それだけ作らないと、この一枚には辿り着けなかったことに己の未熟さを痛感すると共に、世の中のデザイナーたちの仕事の素晴らしさを改めて認識した思い出深いタスクでした!
※ 制作時は入社1年目。

当日に向けて

まずは日程を決め、その後は人事のメンバーとも連携しながら開催に向けて準備を進めていきました。
週に1度Fruits内で定例ミーティングを行い、それ以外は基本的に社内で利用しているコミュニケーションツールで連携を取りながら進めます。サポーターとして2名の先輩デザイナーにもご協力いただきました。

1. スケジュールを立てる

まず、全体のスケジュールを立てました。こちらも昨年度に立てたスケジュールをベースにし、必要に応じて今年用にブラッシュアップしました。スケジュール管理にはNotionというツールを使用しました。

細かく切り出したタスクをカレンダーと連携して管理

2. コンテンツの設計をする

ここから2日間のタイムテーブルや学生の体験などを考える「体験設計班」と、実際に学生に取り組んでもらう課題の内容を決める「課題班」に分かれ、それぞれ作業を進めていきました。

体験設計についてディスカッションしている様子
課題についてブレスト中の作業画面

体験設計について(by 伊藤さん)
学生が自身の強みを発見できるよう、さまざまなコンテンツを考えました。インターン参加前に自覚していた強みの共有、インターンを通して見えた強みを共有し合う時間。学生自身が、見えていなかった可能性に気付けるよう体験を設計していきました。課題に取り組む時間を十分に確保しつつ、強みに気づくための種まきや、周りの学生・社員との交流が生まれるように全体の構成を考えることが大変でした。インターンを終えた学生から「自己分析につながり、今後のやる気になった。」という感想をいただき、達成感を感じました。

課題について(by 皆川さん)
課題を決める上で抑えるべき観点は「Sansanのミッション・ビジョンを体感できるか」「デザイナーの実務を知ることができるか」「難易度が適切か」など多岐に渡ります。そのため、まとめるのが大変でした。
テーマは、Sansanの企業ブランドCMから着想を経た「会社員の業務を支える、新しい仕組みの提案​」にしました。ターゲットはデザイナー、ワーク中にヒアリングをできるように設計しました。
弊社のデザイナーが大切にする「ターゲット理解」を体験しつつ、具体的な業務内容を知ってもらうことができる課題になりました。

3. 「Welcome Kit」や会場装飾の制作

初めてSansanを訪れる学生に最初に手に取ってもらう「Welcome Kit」や会場の案内図など、当日必要な制作物もFruitsが作りました。こちらは2023年新卒として入社した新メンバーの2人が担当してくれました。

Welcome Kit
会場で使用するパネルの色校正をしている様子

制作物について(by 菊地さん、古川さん)
私が大学3年生でFresh Juiceに参加した際、緊張のあまり自分の力が発揮できず悔しい思いをした体験から、2日間のプログラムで、強みを発揮し課題に集中できる環境作りを意識しました。一つひとつに意思と意図を込めて制作しました。初めての入稿作業や精算業務などで苦労もありましたが、自分が制作したものが学生の手に渡り活用されているのを見て、作ってよかったと思いました。(菊地)

学生がより良い体験を持ち帰れるよう何度も試し刷りと修正を繰り返し、色校正まで行うことでWelcome Kitのクオリティを高めました。何を伝えどんな役割を持たせるのか、0から考え適切な表現に落とし込むことは難しかったですが、その分完成し、喜んでいただけた時は達成感もひとしおでした。(古川)

4. 関係者への共有

当日は、学生のサポートをするデザイナーや課題についてヒアリングを受けるメンバーなどFruits以外の先輩デザイナーにもご協力いただく必要がありました。
Fruitsを除いても20名以上のJuiceメンバーが稼働するため、誰がどのような役割を担うのか把握できるよう、役割を詳細に詰めた運営表を作成し共有しました。

作成した運営表。担当ごとに列を分けています。

運営について(by杉本)
体験設計班が考えた流れをもとに、一人ひとりが当日の動き方に困らないよう、何時にどこにいて何をするのかを詳細に詰めていきました。正直最初はここまでやる必要があるのか…と驚いてしまうほど。ただ、終わってみて思うのは、ここまでやったからこそ、安心して当日を迎えることができ、スムーズに進行できたと思います。

5. 運営準備

開催に向けた大詰めです。当日のスライド準備や、司会練習、設営のリハーサルなどを行います。ここまでいろいろと考えてきましたが、当日の動きを予行練習してみることで気づく部分はとても多いです。設営は2回、司会練習は人事の方にもご確認いただきながら3回以上練習しました。
また、参加いただく学生や当日の写真撮影をお願いするカメラマンの方への事前連絡も忘れてはいけません。日付や集合場所、当日のタイムテーブルなど事前に伝えるべきことをまとめ、メールにて連絡します。社外の方とやりとりするため、内容も皆で確認し合いながらミスや漏れのないように進めました。

会場設営の様子

前編はここまでになります。
後編では当日の様子と、その後の振り返りについて綴っています。
下記リンクより後編もぜひご覧ください!

採用情報はこちら

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