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【711球目】他社(者)との比較

同業他社や異業種の方とお話をする機会があります。
また最近ではSNSを通じて簡単に交流をすることができます。
今日は、他社(者)との比較について書いていきます。


異業種交流で得るもの

異業種の方の話はとても面白かったりします。
自分たちの業界や自社では考えられない様な思考が常識だったりすることもあります。三陽工業では製造業と製造派遣業を行っていますので、1つの会社に製造業とサービス業が存在をしています。全く思考が異なるこの2つの業種が自社にあることは、私達にとってとてもプラスになっています。

生産推進グループは私達が製造業をやっているから誕生しました。
まだまだ数は少ないですが、製造派遣業の拠点の近隣に製造の拠点を置いていこうとしています。兵庫県・福岡県・長野県・愛知県、いまではこの4県のみですが、今後さらに増やしていく予定です。

近くにお互いの拠点があることで人の交流が生まれることはもちろん、そこでの学びは多岐に渡ります。製造派遣業のお客様は製造業ですからね。その製造業の自社職場が近隣にある。お客様には聞けない様な事も自社の人なら聞けるでしょう。製造業と製造派遣業の相乗効果を肌で感じる事が出来ます。

比較するべきは

人と比べても意味がない。
比較するべきは過去の自分自身である。
そう言います。その通りです。

ただ、同業他社や他業種のことに無関心であれという訳ではありません
比較をして悲観したり、楽観したりする必要がないだけで、自分達の成長の為には、同業他社や他業種に興味や関心を持ち、良い所を盗む思考は必ず必要です。38期、今から5年ほど前、2019年2月期に三陽工業の売上高は約24億から約40億へと上昇しました。この頃から、私の思考が変化をしています。

比べる対象

2018年前後から、上場している大手同業他社の動向に興味や関心が強くなりました。上場しているので情報も豊富です。どういうビジョンを持って、どういう方向へ向かおうとしているのか、四半期ごとの決算数値はどんな状況なのか。その関心は強くなりました。

比較対象がそこになると、今の三陽工業はまだまだだと思い続けられます。
単純に、比較して悲観、楽観はしませんが、自分たちがまだまだな部分を見つけることが出来て来ます。もし、そこを意識していなければ、7億の会社が40億になったことに満足していれば、絶対に今はありません。

今でも同じ感性です。よりその関心は強まっています。数百億、数千億の売上の大手同業他社の動向は参考にも勉強にもなります。過去の自分を超える為に、誰かと比較して課題や問題を見つける。もちろん、そこから行動に移していく。正しい思考と行動です。

目線

目線がとても大切だと思っています。
例えば、その県で大会ベスト4の高校野球部があったとします。
どの県でも、県ベスト4は誇れる成績なはずです。このベスト4で満足してしまったら。きっと、それ以上はないでしょうし、甲子園へ行くことはできないでしょう。

兵庫県の高校野球の名門校出身の人が言っていました。
『甲子園で福島の高校と対戦したのですが、その高校は常に甲子園に出場するようなチームで、いかにして甲子園で勝つのかを常に考えてプレーしていた。私達も言葉ではそう言っていたが、行動が全く異なっていた。』

そんな話をしてくれました。
福島県予選突破は当たり前、甲子園でどの様にして勝つのかを常に思考して行動している、その差が出た結果敗戦に繋がったという訳です。このままで良いと考えれば、落ちていくでしょう。少しでも、シンカをしよう、その為には思考と行動が必要だということに気付けば必ずシンカに繋がります。

始めから上手く行く人はいませんよね。経験を重ねていって、少しずつ上手く行くようになります。思考がなかなか変えられないのは理解ができます。
しかし、全ての成果は思考から始まります。不平不満や愚痴を言いたくなるのも分かります。でも、それでは何も前に進みません。

自分の人生を楽しみたいのであれば思考の変化が必要です。自分が現在を楽しむこと、それがスタートの様な気がします。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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