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【614球目】耐久とスプリント

バイクレースには耐久とスプリントという2種類の方式があります。
今日はそのお話です。

耐久と言えば

耐久と言えば、夏に行われる鈴鹿8時間耐久レースが日本では最も有名な耐久レースです。世界耐久選手権の1戦であり、全世界で耐久レースが行われていますが、その中には24時間耐久レースもあり、想像しただけでも大変そうですよね。8時間耐久レースでも、過酷な状況下で200周を超える周回数を走り続けてる訳ですから、ライダーもピットの人達も大変な仕事であることは間違いありません。

速く走ることに加えて速く走り続けること、走り続ける為に、速さを捨てる場面もあるのではないかと想像します。耐久レースの大変さは感じているだけですが、身に染みています。そして、いつぞやのKawasakiのように終了1分ほど前にドラマが起こるのも耐久レースの醍醐味ですね。

KRP SANYOUKOUGYO&MATSUBA RS-ITOH 柳川明選手

スプリント

全日本ロードレースはこれに当たります。
レースやカテゴリーによって周回数は異なりますが、15周や20周のレースが多いです。多くのサーキットが1周2分前後になりますので、1レースの時間は30分~40分ほど。

耐久レースとは異なり短時間での勝負となります。
速さを追求する、それが当てはまるのがスプリントレースではないでしょうか。ライダーも長時間ではなく、30~40分間の勝負になりますので、耐久レースの際と走り方も変わってくるのではないかと思いますし、実際にそう言っていたのは聞いたことがあります。耐久には耐久の面白さが、スプリントにはスプリントの面白さがありますね。

KRP 三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE 佐野優人選手

仕事でも

仕事でも同じことが言えるのではないかと考えています。
1年という期間を長いと捉えるか短いと捉えるかは人それぞれですが、1年間は長いと捉える人の方が多いのではないでしょうか。

そう捉えると、1年の計画は耐久レースの様なものです。
様々な準備をしながら長時間のレースを行い、当然ピットでのタイヤ交換や燃料補給も必要になって来ます。多くの人がそれぞれの役割を担いゴールを目指す姿は、耐久レースと被ってきます。1年という耐久レースを常に走り続けているような感覚です。

1年という耐久レース

それだけではなく

そして、仕事では耐久レースの感覚ではなく、時としてスプリントの感覚も必要になって来ます。

いつも順調に行く訳ではありません。ここぞという時に力を入れて、成果をより上げるという動きはスプリントレースのそれとよく似ています。期間限定のプロジェクトは完全にスプリントレースそのものですね。

私の30代の時は100メートル走を全力疾走と表現をしたことがありますが、常にスプリントレースの感覚でした。今振り返ると大変でしたが面白かった。そして、たまにその血が蘇る時があります。無理矢理にでもスピードを上げないといけない時があります。野球のピッチャーがピンチでギアを上げる様に、ここぞという時に力を必要以上の力を出せるのが良いピッチャーでしょうし、強いチームです。

ここ数ヶ月停滞感を感じています。
耐久レースの中で、スプリントレースを走る感性でスピードを上げる必要を感じています。

課題を見つける。
成果が上がった時のあるべき姿をイメージする。
現状を見つめる。
現状からあるべき姿までの計画を立てる。
そこに対して行動していく。
行動する過程において、上手くいかなかった際にはすぐに軌道修正を行う。
それを成果が上がるまで繰り返す。

これであるべき姿に辿り着きます。
あとは、どれくらいの期間でこれをやりきるかどうか。こうなったら頑張ります!という言葉はいらなくなります。その気になっていますから、思考と行動はフル回転です。頑張りますではなく、やります!になって来ます。

ちょっと軌道修正が必要と感じたので考えて動いています。全ては仲間を増やす為に。そして日本の製造現場を元気にする会社になる為です。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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