【625球目】アトツギベンチャー
先日1通のメールを頂きました。私が出場させて頂いた、スタ★アトピッチで審査員をされていた方が本を出版されるのでその出版記念イベントに来ないですかという招待メールです。今日はそのお話です。
スタ★アトピッチ
https://note.com/sanyo_industry/n/n2dc8d8a358e2
野村證券さんからご縁を頂いて、スタ★アトピッチJapanに出場させて頂きました。4分間のピッチコンテストです。約10ヶ月ほど前の出来事ではありますが随分と昔の様な気がします。
アトツギベンチャー
そこで審査員をされていた方が理事長を務める団体がこちらです。ホームページを拝見していてとても興味を持ちました。今回出版する本も購入予定ではありますが、それもとても興味があります。個人的には答え合わせをしようと考えています。
アトツギと聞くと、父親や親族が会社をやっていて親族間の承継というのがまずイメージされると思いますが、ここで言うアトツギは決してそれだけではなく、第3者での承継や、それこそ会社員を辞めて会社を買って経営者になる様なアトツギも含まれています。読めば読むほど、三陽工業との類似点を感じました。そうですM&Aです。
三陽工業のM&A
三陽工業のM&Aは2つの社会問題を解決するために行います。
①事業承継不足
②現場人材不足
この2つの社会問題を解決するために、M&Aに取り組んでいます。②の現場人材不足については生産推進グループ社員が配属されることにより解消していきます。①については、目下の課題でもあります。
三陽工業から経営者を送り込んでいきますので、その人はアトツギになります。もちろん、それで終わる訳でもなくその次、また次へと異動になる場合もあります。
経営層のアトツギ。
現場でのアトツギ。
その2つの力を持ってして、世の中の中小製造業に笑顔と元気を届けていくのが三陽工業のM&Aです。
今回出版される本
今回出版される本の紹介です。
アトツギベンチャー思考 社長になるまでにやっておく55のこと
私は既に社長になっていますから、答え合わせのつもりで購入をします。そして、良い部分があれば、今後の社長育成に取り入れようと考えています。ベンチャーと聞くと、少人数でIT系でIPO目指しているというのがこれまた一般的なイメージかもしれませんが、決してそれだけではなく、様々な種類の企業の形をこのホームページの中では紹介されています。
アトツギベンチャーを日本の新たなビジネスカルチャーへ
アトツギは創業者と比較すると新しいことをやりにくい環境にあるとも言えます。先代や先代に仕えている番頭さんや古参社員さんの意見が強く、自分が考えていることが表現できない場合もあります。結果、会社を継ぐ、今までを守るという言い訳で新しい挑戦から逃げてしまうのです。
私もそうでしたから分かります。やったことがないことをやってみようという言葉はそういう経験から生まれたものでもあります。しかしながら、事業承継者はそこに会社があり、会社の歴史があり、会社の信用があり、社員が既にいるのです。
攻めていく、挑戦していく武器は揃っているのです。ここを理解出来れば、アトツギは大きな成果を出せるはずです。どの様な業種でも同じことが言えると思いますが、正しい思考と行動は成果へと繋がる。その考えを持って試行錯誤していけば、成果は必ず出ます。そして、やったことがないことをやってみるアトツギが増えてくれば、日本全体が活性化していくことは間違いありません。先代がやって来たことがスタート地点であり、原点です。そこからどれだけ良くしたのか、伸ばしたのか。アトツギにとっては伸ばした部分が成果です。
10億の会社を引き継いで今も10億。会社の仕組みも何一つ変わっていないのであれば何もしていないのと一緒です。良いご縁を頂いたことに感謝します。そして、それを三陽工業に展開できるように、アンテナを張っていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!