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いつも元気、とはいかない。ホルモンのバランスもあるし、体の疲れもあるし、心の疲れもある。頭の疲れも。先週疲れて、週末もちょっと頑張ったから疲れた。先週を走り抜けて、休んだような休まなかったようなまま、木曜日。やっぱり疲れている。疲れてるって、認めたくなかった。疲れていることくらい、認めろよ。言葉にすると疲れそう、と思っていた。いやいや、言葉にしてラクになるのもいいじゃない。こういうところが、自分の脳を騙そうとしているってことだ。疲れてない、あなたはまだやれる、と脳に信号を送り、働かせる。そうしているうちに、脳が鈍感になっていく。やがて省エネモードに入る。低空飛行で倒れもせず、盛り上がりもせずに、淡々と粛々と細く長く電池が持つ感じになる。

そういうのは辞めたのだ。自分を騙すな。疲れたら、疲れたって言おう。脳も心も体も休めよう。毎日の日課もお休みしよう。前倒しで〆切を追いかける癖も一旦、置いておこう。

今日はコーヒーじゃなくて、牛乳たっぷりのカフェオレに蜂蜜をベトベトに入れて甘々にして飲んでいる。旨い。元気が出てきた。早い。好きなモチモチパンを食べよう。オリーブオイルをヒタヒタ付けて食べている。自分を甘やかすっていいもんだ。

疲れた時に疲れたって言える人になりたい。当たり前なんだろうけど。私には難しかった。限界突破という言葉好きだったから。疲れてきたところで、もう一段アクセルを踏むことで見える景色があると信じていた。見えた世界もあったと思う。もう見なくていい。周りの頑張りを見ると、自分も頑張らなければとすぐにエンジンがかかる。でも、もう何年も頑張ってきてここにいる。今を生きることが楽しいから、過去のことを忘れてしまう。

道端に咲く花を、空の雲を、川に転がる石を、見えないほどに小さな虫を。遠くばかりを見ていたけれど、足元にあるものの、上を見上げればあるものの、肩にとまるてんとう虫の存在を忘れてしまう。

忘れてしまっていいけれど、ときどき立ち止まり、思い出そう。ときどきコーヒーに、牛乳と蜂蜜をたっぷり入れよう。ルーティンもはずれよう。でも書きたいやつだけ書こう。紙に文字を書きたい。自分の字を見ると、今の気持ちがわかる気がする。丁寧に書けるときは、心が落ち着いているとき。大きい字、小さい字、丸い字、角ばった字。自分の字にもいろいろある。字は面白い。noteを書いたら文字を書こう。

春休みをばあばの家でのんびり過ごす、コリスが起きてきた。私はもう一杯カフェオレを飲もう。外はしっとり曇り空。母とコリスとこたつに入り、おしゃべりをする。どの時間の流れに身を置くかは、自分で選べばいい。今の私は、こたつにいる。心ここにあらずにならないことが大切だ。
心と体は一緒がいい。

読んでいただきありがとうございます。 noteで出会えた奇跡に感謝します✨ サポートいただけましたら楽しい寄り道に使います。