ヒルデガルトの症状ミニ辞典~腎臓疾患編~

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


中世の時代に修道女で
医学や作曲、薬草など幅広い知識を
信仰と共に教えていたヒルデガルト
という方が症状別によって
説明しているのでご紹介します。


今回は、腎臓疾患についてです。


【腎臓疾患】
腎臓疾患で最もよくあるのは炎症です。
風邪や扁桃腺炎、感染症、しょう紅熱
などの一時疾患が引き起こしている
場合もあります。


症状は、むくみ(はじめは特にまぶた)
倦怠感、頭痛、発熱などです。
尿はたいていの場合黒っぽくなります。


もうひとつは
腎盂炎で原因は細菌です。
症状は、突然の吐き気、高熱、悪寒、
頭痛、腎臓あたりの痛みなどで
尿は濁ります。


結石はけっこう大きくても
多くの場合
痛みを引き起こすことはありません。


腎臓に尿が停滞すると、痛みが発生して
腎臓から膀胱、腰部にまで広がります。


腎臓の病気には、ヒルデガルトは
ヘンルーダとワームウッドを含む軟膏
を勧めています。

ワームウッド 
Artemisia Absinthium/Wermut
ニガヨモギ


ワームウッドはマグワートと同じ
キク科ヨモギ属で、おもにヨーロッパ
と西アジアの乾いた地域に見られます。


芳香を放つ灌木は、高さ1mに生長し、
苦味質と精油成分のほか、有毒なツヨン
(強い神経毒)も含んでいます。


ツヨンを含むため
アブサン(ワームウッドから作られる
リキュール)をよく飲む人は中毒になる
こともあります。


摂り過ぎ(内臓の寄生虫を駆除するための
お茶など民間療法では昔から広く
行われている方法)も
中毒を引き起こします。


不用意にワームウッドを
摂取しないように
ここで警告を発しておきます。


ワームウッドは昔から
エジプト、ギリシャ、ケルト人により
高く評価されていました。


ペルシャの偉大なる哲学者であり
医師であったアビケンナは
食欲増進の薬とし、人々は14世紀の
サレルノ養生訓に従って
船酔いに効果があると考えていました。


その後は、リウマチ、伝染病、コレラ、
黄疸、アンギーナ(扁桃炎)、麻痺、歯痛、
壊血病、おたふく風邪、中耳炎に
使われました。


ヒルデガルトは薬用植物として
あらゆる消耗に対する
最も重要なマイスター
とワームウッドを評価しています。


とくに痛風、頭痛、咳、歯痛、耳の痛み
さらにうつ病にも勧めています。
とくにワームウッドのワインは万能薬に
近いとみなしていました。


《ヒルデガルトのワームウッドの軟膏》
ワームウッドまたはヘンルーダ
(生でもドライでもよい)
純度100%ラード
(ヒルデガルトは熊の脂を勧めているが
入手困難なため。ラードの温性利用は、
熊の脂のはたらきに対応)


ワームウッドまたはヘンルーダはすり鉢
で細かくし、体温ほどのラードと
混ぜ合わせて軟膏にします。


痛む箇所に塗りましょう。


さらに、腎臓は
病んでいる場合はとくに
温かくしておくのが好ましいので
保温性のある下着を身に付けましょう。


腎臓がうまく機能するためには
常によく洗い流しておくことが望ましい
ので1日に最低2リットルのハーブティー
やミネラルウォーターを摂りましょう。


次回は、水腫に効果がある対症療法
をご紹介していきます。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

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この記事は
LGBTQのジェンダー種族や
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族
いわゆる繊細感覚派の方々向けに
セルフメンテナンスする生き方の
ために「ヒルデガルトのハーブ療法」
から一部引用して紹介したものです。
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