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一緒に逃げよう![北九州防災ラボ 1月学び合いの会に参加して…]

昨日の夜は、いつも参加させていただいているNPO法人 好きっちゃ北九州の入門さん主催の 北九州防災ラボの日でした。

私自身は特に”防災”という分野を専門的に担当しているわけではないのですが、いつもいろんな立場の方々から”防災”に関わるお話を聞かせていただけるので、目新しいことばかりでとても楽しく参加させていただいています。

今回は、生き方のデザイン研究所 遠山さんからテーマの提供がありました。

生き方のデザイン研究所のHPはこちらから↓

簡単に。。とか一言で。。。とかあまり表現しきれないのですが
障害のある方々を支えながらいろんな活動を障害のある方々と一緒していらっしゃいます。

遠山さんとは、昨年度の協働ラボにご参加いただいたご縁もあり、何度かお会いしてお話させていただいているのですが、お話聞くたびに自分の意識の低さを思い知らされるといった感覚でいます。

今回は、障害のある方と防災に関わるお話をしていただいたのですが、私が印象深かったというか、自分事に置き換えて考えやすかったのは、どうやってハンデのある方々と一緒に逃げるか?みたいな話でした。

生き方のデザイン研究所の拠点は、建物の7階にあります。
そんなところにいるときに何か災害が発生した場合、安全な屋外にどうやって非難するか?みたいなことを検討されているみたいです。

見えない方
聞こえない方
車いすユーザーの方
盲導犬ユーザーの方

などホントにいろんな方々がいらっしゃっています。

そういう方々って…避難の話になると
助からないと思い込んでいて、
「自分は逃げなくていいから、置いて逃げて」
っていうことをおっしゃっていたそうです。

何度も何度もお話をして「そんなにいうなら…」みたいな感じにはなってきたそうです…

発災時そういう人達と一緒にいたりしたら、絶対「助けたい!」って思うはずですよね。

でもそこで「自分を置いて逃げて!」なんて言われたら…

発災時になんとかこれを説得してなんて時間はとれないですよね。

日頃からお互いに想いを共有しておくことって大切ですよね。。。

ただ、考えることはたくさんありますよね…

館内に放送がながれたって、聞こえない人にはどう伝えるんだろうか?

エレベーターが使えななくなった状況で、100㎏近くもある車いすを使われている方をどうやって安全なところまで逃がせるんだろうか?
車いすを置いて逃げる選択もあると思いますが、なんとか抱え上げれる人だとして、とにかく抱えて逃げたそのあとは?

関節が不自由な方や自分で起き上がれないような方は脱出シューターのようなものを安全に使えるだろうか?

こういうのって、何度も何度もシミュレーションしてみないとわかんないですし、当事者じゃないと気づかないことってめちゃくちゃたくさんありますよね。。。

避難訓練の時にそういう当事者の方々も一緒に参加していてもらわないと気づかないことって多いですよね…


また、

避難のための器具って施設にはいろいろ配置されていると思いますが、使い方を知ってる人はどれだけいるんだろうか?

それが配置されてるだけで安心して、ホントにどういう方が利用できるか検証しているのだろうか?

というようなお話もありました。

恥ずかしながら私は考えたことがなかったです。

少なくとも公共施設の中で働いているのですから、自分が逃げれたらいいって考えじゃだめですよね…改めてそういうところにも目を向けてみたいと思います。


これまたタイムリーな話で。。。

防災ラボが終わったあとで、話を聞いたら、

来年から私たちの入っている建物では、全体での訓練のうちの1回を、個別の施設ごとに実施する話が進んでいるそうです。。。
今回、聞いた課題などについても考えられるようなものになればと思ってます…

イノ





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