見出し画像

さぽのよる会~3月の報告です~

 サポセンのじろーです。
 先日(3月18日)開催した「さぽのよる会」の模様について紹介します。福岡はもう桜が咲いても良い季節ですが、なかなか天候に恵まれないようで、その日は開花発表がありませんでした。(今年福岡の桜開花→27日。)。

 この「さぽのよる会」も、じろー初参加から1年ほど経ちました。そして季節が一周した間でも「よる会」を通して参加するNPOのみなさんとのつながりを感じる、そんな時間にもなったと思いました。

 あらためて説明しますと、よる会の形式はオンラインが中心。まずはテーマを決めて、それについて、発表者や参加者からコメントをいただく流れですが、それに加えテーマに関係なく、NPOのみなさんの日頃抱えている課題や心配事(もちろん法人としての活動)など、それぞれみなさんの近況を話し合う時間もあります。

 それは、雑談ともいえますけど、テーマが例えなくてもゆるやかに話す場があることが、このよる会のコンセプトでもあり、大きな個性かなと思います。

 前置きしましたが、今回は今年度の締めくくりで、次年度に向けたテーマをあげました。それは、

『よる会の方向性について』


 よる会には、立ち上がったばかりのNPOに方に対しても、活動に関する悩み事などがあれば、お声がけをして新規に参加してもらうこともあります。

 ただ、あいまいになりますが、先述したよる会の個性である「ゆるやかに話す場」という形がかえって新規参加者を戸惑わせるところもあるのかなという思うこともありました。今のよる会の進め方に対する迷いもあったりします。

 先日、過去のサポセンにあるよる会発足時の資料をみていると、
『~サポセンで月に一回NPOの仲間と対話してみる夜会~』という副題を見つけました。

 私は『対話してみる』というフレーズが、実験的でもありブレストに近い印象を受けましたが、今の形そういう側面もあると思います。

 方向性といいますが、実験的でもある『対話してみる』という「よる会」について、このままのスタイルで進めて良いものか、一度参加者から意見を聞いてみることも良いのではないかということで、今回のテーマにさせてもらいました。

 NPOの参加者からは、

『入っていきやすいテーマを設けてほしい。ゆるやかに話す場があったほうが良い。こういう会は残したていきたい。ただ、毎回テーマの流れが同じ印象なのでメリハリをつけて。』

『テーマが決まった後による会の日にちを決めたらどうか。メンバーが集まらなければその月はよる会なしでも良い。』

『また、サポセンが企画していくことも、会をハンドリングするひとつの方法。ハンドリングをすることで、それぞれ(自分)の役割が持てる』

『どこかのタイミングでズーム(よる会)に入る(参加する)ような、よる会の内容はあまり作りこまず、ゆるく、面白そうだよと見せられると。オンラインだけでなく、会って会議するのも良いのではないか。』

『先輩方の話が聞けるのが良い。会の「目的」や「あり方」は「ゆるく」。ざっくりこういう会で、対象者はこうで。』

『輪郭をはっきりさせるのであれば、NPOが何を求めているのか、そして参加するメリットを明確にしないと。思い切って参加すれば収穫(恩恵)があるように誘い文句があると。』

『ゆるい集まりで対象としては広く告知していたが、目的などどういう方向を向いているのか理解していなかった。』

『(団体のつながり)テーマのひとつとして、横のつながりを深めていくようなブレストもあってよい。テーマがないとき休止するとなると、そのうち無くなってしまうのではないか。』

『仲間づくりについて、探す機会がない。マッチングの場が欲しい。』

・・・と様々な意見とそれぞれの「よる会」に対するあり方や思い、そして今後の在り方についてたくさんのコメントをもらえました。なんとも有難いことです。

次年度に向けて


 行政とNPOが協働することは、それぞれ大きな課題でもあり、必要なんだという意識も共通すると思います。

 ただ協働したくても、双方の協働に対する認識を一致するための努力も必要だとも思います。この認識がずれると、いざ目的を同じくして協働していこうとしても、険しくて道のりが想像できます。

 行政だって協働は大事だと、頭ではわかっているんですが、行動に現れていない事が良くある、そんな局面をサポセンにいても何度か目の当たりにしました。協働に対する認識のズレってなかなか意識できないものだと思いました。行政とNPOが【パートナーとして】【目的を共有することはできないか模索し】【対話をしていく】ため協働をしていくこと。そのためには、双方十分に話し合いができる場があることが基本かなと、サポセンの立場として整理しています。

 それこそ「さぽのよる会」はその話し合いというものが十分にできる場所になるとも考えています。今後、よる会を円滑に機能させていくためにも、今後の開催の方向性を次回くらいには示して、また話し合いたいです。

 今年度も終わる最中、堅い文章で恐縮です。次年度も新たな気持ちで協働のまちづくりが進んでいくよう、サポセンとしても意識していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?