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『協働ラボ』リレーnote⑦ パートナー (ダイアローグ 宮田尚幸さん)

北九州市市民活動サポートセンター イノです
今日もまた、議会対応に追われてます…😭

世の中シルバーウィーク…って言われてるのに、9月は台風…議会…台風…議会…でまさに
ブラックマンス…笑

とりあえずやることやりながら、協働ラボも絶賛準備中…

10月2日のオープニングでみなさんとお会いできるのを楽しみにしております!

ということで、今回
協働ラボリレーnote第7弾!です
対話✖️デザイン という分野でラボ開始時からパートナーを担当していただいている
宮田さんに書いていただきましたのでご覧ください!

ダイアローグとNPO

ダイアローグって?

今年で協働ラボに参加させていただくのも3回目。

今までは「対話×デザイン」という言葉を使っ ていたのですが、福岡さんと対話を重ねる中で、今回は「ダイアローグ」という言葉を使うこと に決まっていきました。

実際は「Dialogue」という英語は「対話」と訳されるので、対話のこと なのですが...!笑 「対(つい)」の話と文字で書かれると、なんだかイメージしている協働と 違ってくるという話になり、やはりダイアローグって「そこにいる皆んな」の視点があるよねって ことで、ダイアローグという言葉を使うことになりました。

ダイアローグに興味を持ったきっかけ

デンマークに住んでいたことがあるのですが、なんかこの国の人たちと話しているとやる気が出て くるというか、

心地良さ、
地に足がついていく感覚がありました。

はっきりと感じたのは、丁稚 奉公していた杖の職人の家で、職人とそのパートナーと話していたとき、これからの不安や日本で の辛さなどを話していると、二人ともしっかりと目を見て、時には手を握って「あなたにとって とても大きなチャレンジをしているのだということが伝わってきて、それに関われてとても嬉し い。」と言ってハグをしてくれた時のことを思い出します。

その後も考えていたのですが、デン マークではダイアローグの授業が小学校からあるということや、ダイアローグだけで薬なく精神的 な病を治療していくということを知り、体系だったダイアローグの存在を知ったことで、日常に溢 れるダイアローグについて知ることになりました。

参加しているということ

職人の家での、相手へ手を差し伸べる姿勢や、今の相手を受け止める姿勢というのがダイアロー グの根本にある気がしますが、集団になったときには少し違った視点も加わる気がしています。 

お互いが皆でその場をつくっていく視点です。全員の意識がそこに参加しているというような。 

なのでそこに上下や主催者、参加者といった垣根はなく、皆が主体で、そこで出来上がるものが 現実なんです。その後、会が終わったあとに”何かが始まっている”という変化が、一番重要な、そ して小さな変化なのではないかなと思います。

ダイアローグとNPO

そんな中、この行政とNPOと専門家の協働の企画はとっても素晴らしい考えだと思っています。 皆が北九州市に参加するということにつながると思うので、皆北九州をより良い街にしていきた いために存在しているという意識が育めるのでは!と密かに思っています。

その大枠がないと、参加している枠がなくなるので急に他との対立が起きてしまいかねない。こ の取り組みは街をより良くしてくためのセーフティネットにもなるのでは...と。

今後、色んな職 業、スキルの人たちが一緒になって、この協働ラボができていけば、社会課題の解決方法の選択 肢がグッと広がるのではないかなと思い、毎回ワクワクさせて頂いています。

ダイアローグを続けることはとてもエネルギーが必要なことだと思います。

相手の意見を尊重しつ つ自分の意見の視点を変化させながら述べるってとっても疲れるので。

ただ、それを早い段階で しっかりとすることで、あとで何倍もスムーズな状態がやってくるのです。デンマークでは、新し い地下鉄を延ばすのに12年かかったようなのですが、10年はすべての利害関係者とのダイアローグに費やし、2年で一気に建設したという話を聞きました。

それだけの時間をダイアローグに費や すほど、13年目以降の地下鉄が出来上がってからの問題が少なくなるということを皆知っている のだと言います。

だからこそ、社会課題を解決するための活動をされているNPOの方々、市民の声に耳を傾ける行 政には、
とても重要なスキルではないかと考えています。

とはいえ、日本なりのスピードや方法で 気持ちよく、ダイアローグができる社会を、まずはNPOという社会課題に向けた活動をしている 団体から作っていけたら、より多くの人にとっての理想的な社会が築けるのではないかと思います。


風と地と木 合同会社 宮田尚幸

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