子ども食堂サポートセンターいばらきの伊東です。
早速ですが、県内の子ども食堂の調査報告をしていきます！

前回の記事はこちらから！

今回訪れたのは「放課後こども食堂」

1 月に訪れたのは、土浦わかもののまちプロジェクトが運営する「放課後こども食堂」です。同団体では、土浦で「若者」や「子ども」をテーマに活動。「子どもや若者の意見を集め、その実現を図り、持続的な発展と子ども若者世代が輝く街、土浦を創出する」を目的に活動しています。
代表の酒井さんは、現役の高校の先生です！！
酒井さんにご挨拶をしてさっそく中へ。

～今日の献立～
・シャケのマスタードマヨ焼き
・カブの煮物
・レンコンのナムル
・ごはん
・いちご

高校生たちが運営する県内初！？の子ども食堂

「東部ガスのキッチンスタジオをお借りして運営しています」と酒井さん。
今回訪問した子ども食堂は、土浦駅前の土浦市本庁舎が入る複合ビル内に東部ガスのキッチンスタジオで調理をしています！駅前ということで、行き交う人も多く、スタジオをのぞいている方もいました！
地元のイベントをきっかけに東部ガスの方とお知り合いになったそうです。

キッチンでは高校生たちが手分けして調理中！
当日は、初参加の学生さんの姿も・・・。メイン・副菜とバランス、予算を踏まえて、代表の酒井さんが献立を決めているそうです。
カブや生産量日本一のレンコンの皮むき、それぞれの野菜のカットも学生さんたちで進めていました。

「調理から配膳、すべて高校生たちで運営しています」と酒井さん。
酒井さんや、東部ガスのスタッフさんは、調理の様子を見ながらサポートをされている様子。
みんなで声をかけあい、確認しながら和やかに進めていました。

食事だけでなく、勉強や遊べる楽しい空間に

放課後子ども食堂は、調理室のほか、市役所の一室を借りて、食事ができるまで、学生さんたちが宿題や子どもたちと一緒にカードゲームしたりして遊ぶことができる居場所もあります。

「ごはんが美味しい！」「みんなでいつもきているよ！」とインタビューに答えてくれた3人組の子どもたち。
毎月、楽しみにしているそうです。

ごはんが炊き終わり、メインのシャケのマスタードマヨ焼き、きんぴらや煮物も最終工程へ。
野菜に火が通っているかを確認、味見をしながら味を調えます。

同時進行でテイクアウト用のお弁当パックをテーブルに並べて、ごはんの盛り付けも・・・。
最後にデザートのいちごを添えて完成！

お弁当が完成したら、受付スタート！
子どもたちも一斉に列に並びます。受付が終わると一人ひとりにお弁当を渡していきます。

お弁当を食べて帰る方、お持ち帰りの方とさまざま。
みんなで仲良く食事をしていました。
食後には「ごちそうさまでした！」とキッチンに挨拶も。
少しずつ挨拶してくれる子どもたちが増えているそうです。

子どもたち、高校生の地域の新しい居場所

私も早速いただきました！
副菜のかぶの煮物は、中まで染みていてかむほどにお出しがたっぷりジューシー！きんぴらは、ラー油も入っていて、ちょっぴり大人な味わいでした！
シャケのマスタードマヨ焼きは、シャケも厚みがあって、ソースのマヨのまろやかさもありながら、マスタードの酸味も加わって、とっても美味しかったです！
ごちそうさまでした。
学生さんの中には、別な子ども食堂でボランティアとして参加している学生さんも！サポセンの取り組みを紹介しながら、県内の子ども食堂や子育て支援に取り組んでいる団体など情報交換することもできました。

「子どもたちの放課後の居場所として、高校生にとってはボランティア活動の経験の場になれば」と酒井さん。
以前、訪問した筑波大生が運営する子ども食堂に続き、高校生が運営する子ども食堂も始まりました。
他県でも学生さんが主体となって取り組む子ども食堂があると聞いていますが、新しい若い世代の地域の居場所が広がっていってほしいなと思いました！
子ども食堂に興味関心がある方はぜひ、サポセンにご相談ください。
近隣の子ども食堂をご案内いたします！

最後までご覧いただきありがとうございました。
子ども食堂調査まだまだ続く！
次回も乞うご期待！

放課後こども食堂(運営:土浦わかもののまちプロジェクト)
開催日時：原則毎月第 2 火曜 17 時～19 時　※食事提供は 17 時半～予定。
開催場所：Gasta 東部ガス LIFE STUDIO(茨城県土浦市大和町 9-1 URALA 2 階)
お問い合わせ先：090-7823-4128
ホームページ：https://tsuchiurawakamononomachi.localinfo.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/tsuchiura_wakamononomachi_pj/
※参加費等詳しくは、お問い合わせください。