息子の戸惑い

息子は5月から親子教室に通っている。

月1〜2回と回数は少なめだが、集団生活を体験している。1年の折り返し地点まできて、息子はもちろん、私も色々勉強させてもらった。

親子教室に入る頃、私は、息子は一斉活動で、ひとまず座っているだろうと見ていた。定期的に行っている読み聞かせ会等も座ってじっとしている様子が見られていたからだ。

だから、照れ屋な息子が手遊びや踊りで自己表現する姿が見られる様に応援しようと思っていた。

しかしながら、ふたを開けると息子は周りのお友達と共に走りまくっていた(笑)しかも手遊び等「一緒にやろう」と誘っても「嫌!」と一刀両断。

息子は新しい場所を駆け回り色々なものを確かめ、集団活動に抵抗していた。大人の都合ではやんわり凹んだが(笑)、育ちとしては素晴らしい成長が期待できそうな姿だった。

第2回、3回はわたしは息子の近くにいて走っている他の子とぶつからない様にだけしていたが、基本的にわたしは先生と活動していた。息子は部屋の大きさやクラスの様子の全てをインプットする様に走り回り、たまに抱きつき甘えて、また走り回っていた。(めっちゃ理解のある親の様に書いてあるけど、この期間はイライラしながら過ごした(笑))

4回目を終えたその日、息子はついに親子教室の手遊びを家でひっそりと披露した。やっぱり意識してたーーーー!!あれだけ走ってるのにどうやって覚えたのかは謎だが、職場でも走っているのに、話の内容を覚えているパターンは何度も経験したのでこっそり期待していた。子どもはすごい。

親はと言うと、それ教室でやりなよと言いたい気持ちを必死に我慢…

そしてその後しばらく親子教室の色々が家で披露され、夏の終わり、息子はやっと教室で座った。手遊びはやらないけど。先生は息子が座ってるのを、ニコニコと見ていた。余計なことを言って拗らせないプロの配慮、見習わせてほしい。

そして秋、先生が登場と同時に目を輝かせている息子が見られる様になり、ついに…

そこには歌い踊り楽しむ息子が…!

文章だとあっという間に変わったようだけど、親はかなり耐え忍んで受け入れに徹底したし、息子も最初は身体と心が疲れている様だった。今は、親子教室の楽しかったことはね〜と色々話してくれる。

安心を確かめ、楽しいことが見つかって、家族に認められ、そして外で自分を表現する様になった。

きっと今、ここでの集団生活の基盤ができた所。自分で色々なことを観察し、確かめ、試し、無事スタートをきった息子を褒めたい。

言いたいことを山ほど飲み込んで、耐え忍んだ私もホットコーヒーくらいのご褒美はOKだろう…

これからまた親子教室で、親子で新しい戸惑いと発見をしていきたい🍀


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