グランアレグリア~大歓声に包まれて
名前を聴いたときに、その響きの良さに”ひと耳惚れ”
お母さんと私の誕生日が同じなことを知り、娘のように思い始める。
お母さんが既に亡くなっている事を知り、レースの度に怪我をしないでゴールできたことに感謝した。だって、お母さんになってほしいもの。
2021年11月21日マイルチャンピオンシップを最後に引退する彼女。桜の女王は、満開の紅葉が散っていくように華やかな希望を振りまいてターフを去って行く。
娘を嫁に出すような気分です。
そんな彼女の星をサビアンシンボルで読んでみます。
グランアレグリア:2016年1月24日(出生時間不明)
太陽:インドのヒーラー
独立心旺盛で自立している。
社会の仕組みに組み込まれることなく自分の力で生きていく。フリーになってもやっていける能力や技術を身につける。魂が喜ぶことをすることで自分に癒しがもたらされる。
太陽は自分が目指す先。馬社会の仕組みには取り込まれてはいるけれど、そこで開花させてた能力が記録に繋がるように大切にサポートして貰える仕組みに乗っかって、引退しても暮らせる場所を確保できてるってすごい事なんだと思います。
月:ボルシェビキプロパカンダを広める人
描いた脚本通りの世界を創造していく。
「人生の主人公は私!」という感覚で人生を創造していく。自分の神話を創っていく。
信念を持って焦ることなくゆっくりと確実に自分の理想のシナリオを創造していく。
自分の信念や考えを堂々と表現していく。
月は心の方向性、インスピレーションをキモチに乗せるガイド。パドック~本馬場入場~ゲートイン~スタートと、段階的にキモチを乗せていく微妙な心の動きを騎手にサポートして貰っているイメージです。
最高のパートナーに出会えたら輝いて行けるのです。
水星:体操着の少年少女
周囲にいる人も楽しい気分になれるような無邪気さと素直さ。
仕事の時はしっかり集中、プライベートの時はやりたいことをやって楽しむ。遊びながら学ぶことで習得が早い。
学習能力の高さは、動きながら、遊びながら、身につけていける能力。体で覚えたことは、情報をキャッチしてから発信していくまでのスピードが速いです。
まさにマイル女王ですね。
金星:賛同を求めるインディアンの酋長
自己主張が強く目標に向かい邁進する。勇気と集中力がある。不屈の精神を持つ。
人々に希望を示し、一致団結させるようなリーダーシップを発揮する。
周囲の人のために生きれば生きるほど実力は広がっていく。人々から承認されることを目指す。社会の中で、自分の実力を発揮して成果を上げていくこと。
人気商売に欠かせないサビアンシンボルを持っていますね。ひたむきに頑張る姿が沢山のファンからの応援というプレゼントを連れてくるのですね。
火星:大使館の舞踏会
向上心がありバイタリティがある。華やかな魅力を持った人。堂々としていて動じない人。
どんな場所でも堂々と。物怖じせずに自分をアピールする。「あの人に会いたい!」と思われる自分になる。
影響力のある人と共に過ごして自分をランクアップさせること。
2020年6月安田記念でアーモンドアイを破っているということだけで、すごい女の子だってわかります。このレースの騎手が乗り変っていることも注目で、パートナーが変ってもいつも通りにステップアップって素敵なことですね。
木星:動物のトレーナー
言われた仕事を完璧にこなす優秀な人。不可能を可能に変える人。
どんな要求にも応えていける有能さを目指すこと。目標を達成するための努力と工夫を惜しまないこと。
自分の能力を最大限に磨いていくこと。
木星は仲間との関わり、世界観を広めていくサポート役。
2000Mのレースのトップは取れなかったけど、それでも3着ってすごいことだと思います。少し難しいと思えることにも果敢に挑戦していくことの大切さを教えてくれた気がします。
土星:ピラミッドとスフィンクス
優れた学習能力を持つ。イマジネーション豊か。知的好奇心が旺盛。
要点を抑えてニュアンスで表現し、人を「なんとなく判った」気分にさせるのがうまい。探求して得た答えをそれで終わりにせずに、確信するためにさらなる証拠を探すこと。
「過去の知の遺産の番人」となり、次世代へとバトンタッチするつもりで維持すること。フットワーク軽く、世界をステージにすること。
土星はベース、枠組み、基礎になる部分を表します。
海外レースに出ることはなかったけれど、そのニュースは世界を掛け巡ります。インターネットいう高速通信で・・・
そして、引退後は血統という遺産を引き継ぐ役割となります。
仔世代にバトンを渡していく素敵なお母さんになって欲しいと願います。
終わりに
グランアレグリアは、その名の通り大歓声に包まれて有終の美を飾りました。
名は体を表すといいますが、その名にふさわしい場面が与えられている星回りはあるように思います。
また、調教師さんから「自分で食事量を調整して体重管理できてた」みたいなコメントがあったそうで、それが彼女の馬となりを表していたように思います。自分の置かれた場所がわかっており、やるべき事を知っている。だから自分で整える。そして、レースに向かうキモチのスイッチの入れ方もパーフェクト。本当に大観衆の前に立つ女王さまですね。
馬は賢い生き物です。折り合いをつけるとは、力関係を主張するのではなく、お互いの良いところを良いタイミングで出せるように協力し合うということです。人との付き合い方もこれと同じですね。
お母さんは、カッコいい娘を誇りに思います。そして、お母さんになるあなたを応援しています。
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