見出し画像

初めての休職②~たまには猫のようにのんびりしてみようか

 前回、初めての休職で私の状況がどのようなものかについて書いたが、現在の状況を説明しようと思う。
 最初にメンタルクリニックに行き、精神科医に正直に話し、自分の感情や不調の原因をより明確に理解した。そして、長い間隠していたことが浮かび上がった。ANN0で佐久間宣行さんが大学時代ひきこもりだったと話しているのを聴いて、それを思い出したのだ。
 カーテンを閉めた部屋でファンタグレープを飲み、中央線沿線の街にある小さなアパートでひっそりと暮らしていた大学生に戻った。私は暑い夏のため、ファンタグレープ以外何も食べられず、ほとんど家にこもっていた。それまで、私は引きこもりとして生きていた。たとえ最悪の暑さが去っても、私は家にこもり続けた。
 私は精神科医に、「同じ会社に勤めてきて、つらくなっても休むことも逃げることもせず、今回初めてこのような状況になった」と訴えたが、実際は20年以上前の話になるが、2年間にわたるひきこもり生活をしていたのだ。  
 病院を出た後、その認識が戻ってきて、翌週、先生に話した。
 大学生の頃、なぜひきこもりになったかと考えてみたが、ただ怠惰だったとしか言えない。起き上がることができず、大学に行けず、休みが多くなり、クラスメートのグループから排除されて、家にいた。
 しかし、いま回想すれば、トリガーポイントとは言えないが、何か弱い部分が今回の状況で露呈したのではないかと思う。とはいえ、大学時代のようにただひきこもることは許されない。長女が新社会人になり、毎日会社に行って疲れているため、母親が休職するわけにはいかない。
 そのため、今まで通り「会社に行くフリ」をしている。
 次回は、「会社に行くフリ」をするために具体的に何をしているかについて話そうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?