見出し画像

Grade 9 -Side Story: Panic in the library 7th December

これは捩じ込んででも書かないといけない話。
ホラーです。当時がちで叫んだ。

クラスメイトにYという韓国人がいた。
上記Character Noteにも書いてるので参照してほしい。

12月頃、YとCちゃんは遂に別れたらしくそれをきっかけにやたらとYが私に話しかけてきたりちょっかいを出すことが増えていて、私は違和感を覚えてた。
Iちゃんに、「最近Yの距離感が怪しい」とこぼしていた。

人によったら「モテ自慢」なんだろうなあ。
今後これについても深掘りすることになるけど在校中、少なくとも次の学年においてもずっと真剣に悩んでいた。
有利だったことももちろん沢山あるけど、それ故にしんどくなって悩むことも沢山あった。

時は12月7日 水曜日
放課後、終わりが見えないMusicの課題を終わらせるべく

※先生が数個指定した60-80年代のJazzバンドを1組選び、そのバンドについて書くという内容だった。資料がネットになさすぎて苦労した。EくんたちGrade10も同じ内容のエッセイが出されていて、2晩に渡って苦しんでいた。

私はモヤシ、マッチョ、Nくんと一緒に学校の図書室にいた。
パソコンが壁に沿って5、6台並んでてそこを私たちで独占してた。
Musicを取っていないJapanese boysたちが何故いたのかはわからない。なんとなーく、マッチョに私が選んだJazzバンドについて何か情報がヒットしないか資料集めを手伝ってもらってたような気もする。

Eくん、Hage、Marioくん、Kuri、そしてYなどバスケ部にいたメンバーは、チームミーティングのあとキャンパスのバスケットコートで練習があった。
チームミーティングは図書室でやってたから私はEくんたちの荷物を見ててーと言われたのもあって図書室に残ってたのかもしれない。

バスケの練習が終わったKuriとYが汗だくになって図書室に戻ってきた。
私やJapanese boysたちがまだ残ってるのを見て真っ先に私の元に来た。
What are you doing here still? とか、話しかけに来たんだと思う。

Kuriは私の真隣に、Yは何故か私の真後ろに立った。
なんで真後ろに立つんだ?と悪い予感がしたのは束の間、Yが着ている汗びっしょの学校の体育Tシャツの裾をまくって私の頭にすっぽり被せた。

強いて言うなら2人羽織状態。
2人羽織の後ろにいる人が私。視界は汗で透けて見えるが顔が汗でびしょ濡れ。思い出しただけでひえええええええええ

Tシャツをぐいーんと伸ばして私に背後から被せるものだから、椅子が後ろに倒れてその無重力さも怖かったし、突然顔にべちょっとしたものがまとわりついたのも恐怖だった。
状況的に後頭部にめっちょりYの汗だくボディが当たってるわけだし。
ある意味Yがしっかり私の全体重を支えてくれてよかった。じゃないと後ろに完全に転んでた。

ぎええええええええっっっっ

キモイキモイキモイキモイキモイ!!!!!!

あまりにも突然の出来事すぎて言葉が出なかった。固まってしまったかもしれない。
解放された途端にキモいと連呼した。

笑いがとまらないご様子のKuriとY。そして爆笑の傍観者モヤシたち。

隣で現行を一通り目撃したマッチョも一緒になって KIMOI!!!とYに向かって叫んでいた。
Sarry坊かわいそう…とマッチョから心底同情された。(当時彼は私のことを小学校の時のニックネームで呼んでた)

Yはとてもご満悦のご様子。
私は必死になって顔の感触を忘れようとしてKuriが渡してくれたタオルで顔を拭いたはず。


この事件をIちゃんに説明する私。
緑=モヤシ
青=Kuri
赤=Y

Iちゃんはこの話を聞いて、That’s so cuteeee but so disgusting at the same timeと言ってた。
Cute(微笑ましい)くは絶対にない。
なんだかハイスクールにあがって一気にいじられることが増えてきた実感がふつふつと湧いてきた日だった。
自分だけなんでこんな目にあうの?と疑問だった。決して嫌われてはいない。どっちかというと好意があるとおもう。だけどなぜ?なぜよりによって?

今でもこの時顔に当たったあの冷んやりした不快な感触が忘れられない。
絶対再会したら思い出させてやるんだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?