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インターン記事

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記事一覧

緩やかにリモートインターンを募集します(受付締め切りました)

下記のインターン募集は締切させていただきました、たくさんのご応募ありがとうございました。引き続きネパールでの現地インターンの方はいつでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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こんにちは、理事の畠山です。今日はリモートインターン募集

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国際バカロレアから考える低・中所得国の教員政策(後編)

国際バカロレアから考える低・中所得国の教員政策(後編)

こんにちは!サルタックインターンの村瀬と申します。前回はIB教育についてお話しました。今回は、私が修士課程で研究しようと考えている低所得国における教員養成の展望についてお話しようと思います。

IB教育について学んでいると、教師に求められるスキルや教授法、クラスルームマネージメントを講義で学ぶ機会や、それらについて仲間とディスカッションする機会が多くあります。そのような機会を通じて、IB教育の制度

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国際バカロレア教育とは?(前編)

国際バカロレア教育とは?(前編)

初めまして、こんにちは!サルタックインターンの村瀬と申します。昨年度まで山に囲まれた田舎の大学で国際バカロレア教育を中心とする国際教育について学んでおりました。

サルタックブログで、私が大学時代に4年間かけて学んできた国際バカロレア教育の説明と、修士課程において研究対象にしようと考えている低中所得国の教師教育の可能性について、2回に分けて話していきたいと思います。

みなさんは国際バカロレア教育

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【後編】国際教育協力業界に進むための大学院の選び方 ~アカデミア・国際機関・NGOそれぞれの視点から~

国際教育協力を仕事にしているサルタック理事陣の荒木・畠山・山田の3人にインタビューし、国際教育協力業界に進むための大学院の選び方について、アカデミア・国際機関・NGOそれぞれの視点から伺いました。

この記事は【後編】の記事です。【前編】はこちら。

<専門性は必要か>ー分野として、ジェネラルな開発学を専攻するべきか、専門性の高い学問を専攻するべきかで迷っています。どのように決めるのが良いでしょう

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【前編】国際教育協力業界に進むための大学院の選び方 ~アカデミア・国際機関・NGOそれぞれの視点から~

国際教育協力を仕事にしているサルタック理事陣の荒木・畠山・山田の3人にインタビューし、国際教育協力業界に進むための大学院の選び方について、アカデミア・国際機関・NGOそれぞれの視点から伺いました。

<プロフィール>
1人目は、研究者としてアカデミアの視点から話すサルタック代表理事の荒木啓史

略歴:
オックスフォード大学 社会学博士
三菱総合研究所研究員、世界銀行/GPEコンサルタント、社会情報

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新型コロナは、今女子教育にどのような影響を与えているのか?コロナ後に求められる対策とは?

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、約15億人の25歳未満の青少年が学習の機会を奪われていると推測されています。学校の休校措置に伴って、家庭学習や遠隔学習の比重が高まる中、特に、貧困層、女子、障がい者、少数民族などの「社会経済的に不利な環境に置かれた人々(marginalized people)」が十分な教育を受けられるよう、対策・支援が求められています。

その中でも、就学年齢人口の半数を占

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学校教育の私立化でネパールに何が起こっているのか―教育の質と教授言語の観点から

こんにちは、サルタックネパールでインターンをしている宮本です。

ネパールではEducation for All(EFA:万人のための教育)に向けた取り組みの甲斐あって、公立学校では授業料が無償化され94%以上の子どもが初等教育で学べるようになりました。その一方で富裕層や中産階級を中心に、より質の高い教育や英語での教育を求めて子どもを私立の学校へ送る親が増えています。

この教育の私立化は、公立学

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国際教育協力におけるMixed Methodsレビュー

 こんにちは、インターン生の池田です。
 前回の記事に続き、今回は国際教育協力の分野でMixed Methodsを使った論文についてレビューしていきます。

国際教育協力文脈におけるMixed methods論文の概要(数、特徴)
 では早速、レビュー対象となる論文について書きたいのですが、この選定が曲者でした。Web of Scienceで”Mixed Methods”& “Education”

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国際教育協力におけるエビデンスとMixed Methods

はじめまして、サルタックでインターンをしている池田善孝です。

その施策はエビデンスに基づいているのか?と問うのは簡単ですが、その実践はそれほど簡単ではありません。開発援助の実践には、様々な主体がかかわり複雑性が高いうえ、測定すべき指標も広範囲にわたり、厳密な効果検証には様々な困難さが伴ってしまうのが現実です。今回は、そのようなエビデンス・ベーストの有効性を高める可能性を持つMixed Metho

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ネパールにおける幼児教育の状況―ヘックマンの議論のネパールにおける妥当性について

1. はじめに
はじめまして、サルタックネパールでインターンをしている宮本です。

サルタックが運営するサルタック・ラーニング・センターにも毎日3歳から4歳の子どもたちも多く参加していますが、今回はそんな就学前の子どもたちの話題:Early Childhood Development(ECD:幼児教育)についてとりあげます。

幼児教育の重要性に対する認識の国際的な高まりを受けて、ネパールでも幼児

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インターンによるネパール訪問記

インターンによるネパール訪問記

こんにちは!
サルタックインターンの石川です。

私は先日、機会を得てサルタックのネパールオフィスとサルタックがサポートしている学校を訪問してきました。
今回の滞在は移動日含めて 6 日間と限られたものではありましたが、
滞在中に現地で感じたことを写真を交えながら、お伝えしたいと思います。
なお、今回の記事の内容はあくまで個人の感想です。訪問した学校が 1 校のみであったことや、滞在期間の短さ等か

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読み聞かせが子どもの将来を変える?〜脳科学からの示唆〜

こんにちは。

サルタックジャパンでインターンをしている石川です。

今回は、脳科学の観点から、読み聞かせの効果を考えていきたいと思います。

生後5年間の教育環境が子どもの将来の学力を左右するといわれています。

子どもへの早期教育の手法のひとつとして、注目されているのが絵本の読み聞かせです。

読み聞かせが重要であると言われる理由は様々ありますが、一つの説明は、幼少期の読み聞かせが、のちの本人

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リテラチャーレビューの書き方

リテラチャーレビューの書き方

こんにちは。

サルタックジャパンで国内インターンをしている石川です。

私は、エクアドルのスラムやパレスチナの難民キャンプを訪れた経験から、途上国の教育課題に関心を持つようになり、特に、テクノロジーによる教育の質の向上に強い関心があります。

普段はIT企業で中小企業のオンラインマーケティング支援に従事しており、このたびサルタック理事の山田さんとのご縁でインターンをさせていただくこととなりました

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