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-メンヘライド500-京都から東京まで1日で走った話


ロードムービーが好き


ロードムービー#とは
大雑把に言うと劇中で旅をし、その旅路を人生に重ねる映画のジャンル


有名なのだとスタンド・バイ・ミーとかイージーライダーとか、最近だとグリーンブックやトイストーリー4もそれに含まれるかな。
僕が好きなのはノッキン・オン・ヘブンズ・ドアです(早口)

旅路の愉快さもワクワクも、いつか終わりが来てしまうという寂しさを孕んでいるからか、センチな気分になるジャンルだなと感じる。
夏の夕暮れとかに観たいね。


有名だが大阪日本橋から東京日本橋まで約520kmを走る「キャノンボール」も同名の映画タイトルが由来。

これも一応ロードムービー。
(MADMAX 怒りのデスロード)



去る2021年は、仕事を通じて非常に恵まれた時間を過ごさせて戴いた。
このご時世の中で言葉通り文字通り、有り難いことです。
改めて感謝を。


10月の全日本選手権ではメカニック帯同をし、親友のさいたまディレーブ藤田選手と同じジャージを着れたことは特に感慨深かった。

藤田選手(写真右)なぜ僕の友達してくれてるのか謎なレベルの好青年です。 @Ryohei_F 


ただ、プライベートに関してはもう地獄で、ときどきこれは夢か?と思いたくなるような日々だった。

酒と泪と男と女。

自業自得なんすけどね。

女に住処を追い出されたり刺されたり新居でベランダに潜伏されたり路上でボコられたり路上でボコられたり結婚式でボコられたり


コンプライアンス的に&今も監視されているのであんまり詳しくは書けないけど、花束よりかはベトナム戦争みたいな恋だった。


まあこの辺のメンヘラ小噺はお店に遊び来てくれた人の特典ってことでひとつよろしゅう。

あ、僕はきゅうべえsportsって自転車屋さんの副店長です。
最近は関西シクロクロスとか走ってます。

よろしくお願いします。岩村です。
特技はパーツの重さ当てることと24時間電話に出れることです。


そんなこんなでこれは2021年の己をじっくり振り返える必要があるなと、で、
禊の意を込めて/冬場にフィジカル高いの珍しい/暇/スティール・ボール・ラン読み返した/最近お客さんの大学生にナメられてる気がする/アラサーに片足突っ込んだ/自分が自分を認められるように/etc......

色々理由を付けて今住んでる京都から実家のある関東迄、ロードバイクで帰省することにした。


ロードムービーっぽいでしょ?(掴み回収)


ガーミンコネクトで引いたルートは513km
キャノンボールではないので、勝手にスティール・ボール・ランと銘打ってルートを練った。

キャッチコピー?は僕が歩き出す物語
ジョジョ奇妙な冒険の第7部ではあるが、単品でも爆裂に面白いので読もう


12/29 AM06:00 
三条京阪駅前スタート


ゴールはキャノンボールに習って東京の日本橋

25歳初日の挑戦が始まる




まあ先に結果を言うと失敗したんだけどね。



タイトル盛りましたサーセン。
ホントは横浜で経験した事の無い膝の痛みに襲われ自重を支えられなくなり476kmで終了。

SBRで歩けなくなって終了は皮肉すぎる。


476km
22時間30分は長かった。


ログ←STRAVAフォローしてください!

信号待ちはやることが多く忙しかったが、走ってる間は1年を振り返る時間たっぷり。
柄じゃないから書かないけど本当に色々なことを考えた。

あとちょっとを完走できなかったのはめちゃくちゃ悔しいはずが、不思議と爽やかな気分だった。

価値のある失敗だったと思う。

失敗する機会すら得ずにのうのうと過ごすよりもよっぽどいいなと。


ということで、敗北者じゃけえでかいことは言えんが、今回の旅路の備忘録を綴る。

※一個人の主観なので叩かないで
※変なとこあったらこっそり教えて
※タダで全部読めるけど面白かったらビール代ください
twitterフォローしてください→@rockvillage_Q




1,ルート

京都 京阪三条駅前をスタートし、基本は国道1号線をなぞり東京 日本橋を目指す、ほぼキャノンボールなルートを引いた。

京都から鈴鹿を抜けて本宿まで。
本来は石榑トンネルを通るルートを引いていたが、走る2日前に雪で埋まった。
10kmほど距離が伸びた。


本宿から沼津まで。
数年前に辛酸を舐めた静岡県。
かなり時間をかけてシミュレーションした。


箱根~日本橋
元々関東の人間なので勝手知ったる道。
一応ルート引いたが、箱根を超えればパレードランだと思っていたのであまり気にしなかった。



先人達の轍のおかげで、僕がクソガキの頃に挑戦しようとしたときよりもキャノンボールの難易度は大きく下がっているのでは無いだろうか。
(失敗したけど)

クソガキの頃(白ジャージが僕)

今回非常に参考にさせていただいたサイト
↑↑↑
初見殺しな分岐やバイパスなどを解説してくれている。
上記サイトを参考にストリートビューなどで記憶した結果、バイパス地獄の静岡でもミスコースの類は一切無く走ることが出来た。




遠回りこそが最大の近道

もしかしたらがっかりさせてしまうかもしれないのだがルートはあえて詳しくは載せないでおく。

先人方も仰っていたことだが、やはり他者の引いたルートを思考停止でコピペするのは心構えとしても、物理的にも危険だと思ったからだ。

スマホの中だけで息してる甘ったれたペラい奴がちやほやされたいってノリでやろうとすると死ぬぞ

先人の経験をあくまで"参考"に自分で線を引き、地図を眺め、じっくり考えることが1番の近道。

僕は自転車を売る側の人間なので、公道を走るサイクリストには何よりも安全を第1に行動して欲しいと思っている。
なめてるとマジで死ぬし、殺すことだってある乗り物だと言うことを忘れずに過ごして行きたい。





登りとか

高度ログ①
少し見にくいけど許してヒヤシンス

高度のログを見ると箱根がデカすぎて他がカスに見える。
実際その通りだった。
流石は天下の剣。

前述の通りミスコースもなく、特に書くことは思いつかないので、一応目立った盛り上がりのポイントと感想を

逢坂→いつも走ってる所なので何も感じず

鈴鹿峠→始まるか...?と思ったら終わってた

本宿と浜名湖辺り
→ダラダラ坂、風向きによってはだるいかも

金谷峠→踏みたくなる峠という感じ、斜度は緩い

宇津ノ谷峠→記憶にないレベルでぬるい坂

箱根峠→本当につらい。叫んだ。まさにラスボス
勝手知ったる峠のはずが、400km近く走ってから13km登るのは想像を絶する苦痛。
京都産業大学の(現在Kinan Racing Team)小出選手に引きずり回されたときくらい辛かった。

高度ログ②


各峠のパワーデータも載せようと思ったが、区間計測する脳みそは無かった。
読み取りにくい図になりそうだったので辞める。

箱根以外の登りは200w~230w程で踏んでいたとだけ。




パワー!パワー!!パワー!!!

ハッ😀

なかやまきんにくんとチェンソーマンのパワーちゃんが推しです。
推しすぎてミシュランパワーTT履いたら二週間でサイドカットさせた。


以下ガーミンコネクトのログ。

そこそこ貴重な資料では

TSSは620
思っていたよりも少なかった。

左右バランスがかなり綺麗になっているのが気になる。
長時間乗っていると収束するのか、低出力だからそういう物なのか。

パワーゾーン
圧倒的LSD





2,僕の名前は岩村です

チンチラの名前はすいちゃんです

パワーの話を出したので、一応書き手のカタログスペックを載せておく。

派手髪とピアスがトレードマークです。(派手髪現在自粛中)

25歳
身長:176cm
体重:58.5kg
体脂肪率:10%
FTP:257w(pwr:4.4w/kg)
性格はオンとオフが激しく酒癖が悪い。放浪癖あり。チンチラを溺愛。

学生の頃にJBCFやツール・ド・おきなわを走ったり、現在は関西シクロクロスに参戦中(C2)
ブランクもあるが自転車歴は9年目?

登りは比較的得意な方で、かつてはヒルクライムレースのトップカテゴリでシングルリザルトとったりしていたが、バイクワークライフバランス的に現在はこのくらいのスペックをウロウロしている。

何かを犠牲にすればpwr5倍台に戻せる自信はあるが、精神的にヤバくなるので自制。
これが大人になるってことさ


ロングライダーには大柄な人が多い(印象の)中では(というより世間一般から見ても)華奢なタイプ。

平地の割合が多い&超長時間の持久走ではウェイトレシオよりもFTPの絶対値が高い方が(≠筋肉量が多い)有利に働く。

パワー用語が分からない人の為に簡単に言い方を変えると、
体デカい方が30km/h前後を維持するのに必要な力を余裕を持って出し続けられる。

猿でもわかるように言うと、
体がデカくなることによる諸々の抵抗増よりも体デカくしたぶんの出力増がメリットになることが多いよって話。

詳しく突っ込むとめんどくさそうなのでこの辺りにしておく。

何が言いたいかってつまり客観的に見て、体格面では有利ではなかったよってこと。

その辺りのことは承知の上で、逆にスーパーフェザー級の僕の持ち味は
・低燃費
・機材への攻撃性が低い
・登坂性能高
・メカトラ耐性(クラス特性)
と考え気にしないことにした。

正直ウェイトレシオの高さでパワープレイできるだろ~と思ってました(現状言うほど高くない)





3,機材

さてみんな大好き機材の話だよ

本業の機材紹介だよ。貴重だね。
有料記事にしてもいい?ビールください。



今回のペダリング回数は71,836回だった
そのうち音を置き去りにできそう

自転車という乗り物は筋肉で発生させたパワーが、シューズ→ペダル→クランク→チェーン→スプロケット→ハブ→スポーク→リム→タイヤ→地面へと仕事を行い、前へ進んでいる。

僕は上記の行程を7万回行ったことになる。
ひと漕ぎの1%でもロスを減らせれば...

機材の差が出ない訳が無い。
それなりのこだわりと課金はしてもいいんじゃないだろうか。
もちろん機材の性能を発揮するさせてあげる為の日頃のメンテナンスはいちばん大切。

結局は足だよ」って輩湧くけど、ブサメンが大事なのは中身だよって言ってるようなもんだから黙ろう。あるに越したことは無いのだよ。


かっこいいね!!パッキングをとけば6.8kg
フルアーマー状態で9.5㎏とかだった記憶。




機材選択のポイント

お客さんから「自転車屋さんの視点から見たロングライド機材とかポジションの話も読みたい」とリクエストをいただいた。


正直これさえあれば全シチュエーション対応できる!みたいなもんはない
そんなのあったらこんなたくさんのメーカーは存在してないよね。
僕の仕事も楽になってる


例えばタイヤ
今回僕がクリンチャーではなくチューブレスを選択していたら、膝へのダメージが軽減されて完走できていたかもしれない。

例えはコンポ
機械式のDURA−ACEではなくE-TAPを使用していたらf****'SRAMを起こして早々にDNFしていたかもしれない。(起きたことないけど)

人生の選択肢に正解がないのと同じだね。
ああありうべき別の人生。。。


・どこを走るか
・当日の天候&道路状況
・日程
・乗り手の自転車に対する理解度
・脚質≠好み
等の多くのことを経験と想像力を働かせ、そのときの最適解と思われる物を揃えることが肝要だ。


上記に加え今回僕は、24h走る上での最低限の装備を選択していく中で
・軽さ
・かさばらない大きさか
・日頃使い慣れているものか?
を重視した。

事前に同じ装備で深夜に60kmほど乗り、フィーリングを確認した。
ポジションはロングだから〜と言ってスタート前にいじることはしなかった。変なことすると怖いから。




ギア一覧

フレーム:FOCUS IZALCO MAX
コンポーネント:DURA-ACE 9000&9100mix
ペダル:XTR
ハンドル:Easton EC70 400mm
ステム:DEDA スーパーレジェーラ120mm
バーテープ:スパカズ
シートポスト:BBB FLY POST
サドル:フィジーク アリオネ(旧型) これしか合わん
ホイール:GIANT SLR1
タイヤ:continental GP5000 (クリンチャー)
チューブ:SOYO スポーツサイクルチューブ

サイコン:GARMIN EDGE520
フロントライト:CATEYE AMPP1100&VOLT400+サブバッテリ
リアライト:レザインの丸いヤツ




フレーム

めちゃくちゃ軽くてめちゃくちゃ硬い&シンプルでビジュアルが好き。
新型のディスクフレームが出るまで、かなり長い期間モデルチェンジしなかったのは、それだけ設計が優秀だったということ。
知らんけど。

新車が間に合わなかったのでこれで出撃。
加速が非常に軽やかなので、信号待ちからのスタートが苦にならなかった。

コンポーネント

新車に向けてSRAM E-tap 11sを手放してしまっていたので、機械式を使用。DURA−ACEはやはり堅牢で正確で早い。これも楽しいね。

ギアチェンジ回数は推定3000回
(電動変速を使っていた頃のログを参考に単純計算)

厚手のグローブで操作がしにくい上、これだけの回数指先を動かすとなると馬鹿にできないストレス。
電動コンポが良かったなぁ、、、

パワーメーターは圧倒的なアドバンテージを産む(後述)


チェーンルブ

チェーンを写したついでにチェーンルブも紹介。

僕はMORGAN BLUEのRACE OILが一番好き。

FMオイルも早く使いたい。
変速時のショックの少なさ(クッション性)と駆動抵抗の少なさ、470km走っても油膜切れを起こさない耐久性。パーフェクトだ。

ステマとかじゃなくてガチで好き。
僕がクジャクだったら羽広げてる。
代理店さんアバンバサダーにしてください(すぐ炎上しそう)


自転車は入力したパワーの8%を駆動ロスとして失っているのだが、きちんと洗浄し正しく塗布されたオイルを使用すれば4%まで削減できるとか(諸説あり)
普段と同じパワーで20分の峠を走ったとき、ベストなチェーンの状態であれば19分20秒で走れる計算になる。

走ってみて実感したが、これはロングライドでも決して無視でいない数字だった。

470km走った後
さすがに汚れるがかなりの高耐久

因みに、走行後のチェーンの黒ずみは
・スプロケットとチェーンの削れカス
・空気中の汚れ(排気ガス等)
・チェーンルブの添加剤の劣化
主に上記が要因だよ。

ドライ系とウェット系とかの話もしたいけど、長くなるので割愛する。


チェーンそのものはHG‐901。
KMCなども使用経験があるが、変速性能の低下と硬さが気になり、結局は純正に落ち着く。


ペダル


・現在シクロクロスのシーズンで使い慣れている
・両面式の為、クリートキャッチが楽。

通常使用しているのはパワー伝達効率の高いSPD-SLだが、今回は上記の理由からSPDを選択。

SLからSPDに換装したことでスタックハイトが変わった為、サドルを5mm程上げた。


ホイール&タイヤ

ホイールは33mmハイトのフルカーボン。
小回りが利き、大型トラックなどからの風圧の影響も少ない為この辺りが自分には合っている。

今回は前後6.0barで使用。
荒いアスファルトを想定し、普段よりも0.3~0.5bar程落とした。

このホイールはチューブレス対応だが、あえてクリンチャーを選択。

エアボリュームの増加や転がり抵抗の低下など理論上のメリットはもちろん把握しているが

・パンクした際の復帰に時間がかかる
・タイヤのフィーリングが好きじゃない
別に軽くない
というのがクリンチャー採用の主な理由。


チューブレスタイヤはエアを逃がさないようにする構造上、通常のクリンチャータイヤよりも重くなる。
気密性を高めるためのシーラントも、パンクした際の保険としての機能を働かせようとなると40ml程の、なかなかの量を注入しなくてはならない。
(量はメーカによる)

軽量なチューブとハイエンドのクリンチャータイヤの組み合わせであれば、チューブレスとどっこいか軽くなることも多い。


という理屈をこねくり回しているが、プロだからチューブ交換して再出発まで5分だし、パンクしたときシーラントで手がべたべたになるのがマジで嫌だった、という理由が本音です。

※僕はシクロクロスとMTBはチューブレスユーザー。
リム打ち対策やタイヤの潰れ方等、低圧であればチューブレスの恩恵は大きいと感じる。


ライト

メインはCATEYE VOLT400
サブバッテリーと充電器も用意し、ローテーションで使用する想定。
結果的には1回のバッテリー交換で大丈夫だったので、充電器は要らなかった。

暗闇で気力を削がれる事への保険としてAMPP1100も持って行った。
バッテリー消費が激しい上に重たいが、ワンチャン対面の車にキレられるレベルで明るいので、箱根ではずいぶん心を救われた。


ハンドル周り

あとはサドルバッグ(輪行袋入れる用)とスマホホルダーとツールケース。
トップチューブバッグが膝に干渉するのが嫌だったので、ステムとサイコンマウントで固定した。
中身はモバイルバッテリー10000mAhと各ケーブル、サプリメント&ラムネ。

ハンドリングに影響は無かった。


ツールボックス

リュックサックは背負いたくなかったので、荷物は最小限に、なるべくバイクに担がせた。

ギチギチ600gいかないくらい

TOPEAK Mini 20 Pro(携帯工具)
ミッシングリンク
携帯空気入れ
タイヤレバー1本
4mmアーレンキー
予備チューブ
ダイヤルロック

TOPEAK Mini 20 Proはチェーン切りまで付いてる優れもの。
とりあえず何でもできる。
立場的にメカトラでDNFってのがいちばんヤバいのでこれは重宝している。

4mmアーレンキーはポジションいじりたくなった時のために使いやすい通常サイズの物を忍ばせておいた。(使わなかった)




今回の装備の自己採点

機材面での反省点は、たらればを考えても仕方ないので特にない。
メカトラゼロだったので良かったのではないでしょうか。

というかワタクシ、
500km程度でトラブルるような整備はしておりませんのよ。ヲホホ


今後の接客で視点と言えることが増えたな〜


後日、長年連れ添ったモバイルバッテリーが今回の寒さで天寿を全うしたことと、走行中スマホホルダーに設置すると、風でiPhone7が強烈に冷却され恐ろしい勢いで充電が無くなっていった件は危なかった。

体全体で地面からの突き上げをいなせていた感覚(人馬一体感)もあり、走り終わった後の筋肉痛も偏っていなかったのでポジションは問題なかったと思う。


膝の痛みは鵞足炎らしい。使いすぎ。
シクロクロスの短時間高強度のトレーニングばかりで、長距離練習していなかったため、まあやりすぎたのだと思われる。





4,ウェア類

今回一番お金をかけたのはウェアだった。
この金で新幹線のいい席乗れるよなぁと脳内の怠惰が囁いてきたが、自分で自分を接客し装備をお買い上げいただいた。


ウェア一覧

持ってみるとずっしり重い。
見落としがちだがこの辺りの重量増も無視できない。

太字は今回新たに揃えた物

ヘルメット:OGK KABUTO FLARE S/M
首:ネックウォーマー
目:OAKLEY ジョウブレーカー prizmとクリアの二枚運用
:パールイズミ イヤーウォーマー
ベース:パールイズミ コンフォートロングスリーブ M
ミドル:sigr BLACK HORIZON Jersey S
アウター:パールイズミ ウィンドブレークジャケット L
腹:はらまき。アマゾンで買ったやつ。
パンツ:DOTOUT Stripe Bib Tight M
ソックス:RxL TBK 300R M 
グローブ:SHIMANO INFINIUM PRIMALOFT®グローブ M
シューズ:フィジーク TERRA X5 41
シューズカバー:パールイズミ ウィンドブレーク サーモシューズカバー L

ウィンドブレーカーsigr NORRSKEN JACKET Man M

当日の気温は−1℃〜10℃
0時の箱根の下りは体感温度もっと低かったはずだが、この装備で問題はなかった。
日中暑すぎるようなこともなく、終始快適だった。




凍傷寸前

僕は耳にピアスが13個ついているので、非常に耳が冷える。
外せよって話なんだけどそれは違うのでイヤーウォーマーを新調。
暖かい上に煩い風切り音が減った。
これは嬉しかった。

ちなみに昔はへそにもピアス開いていたのだが、千切られた。


ベース(アンダー)

アンダーウェアの性能、正直舐めてた。
ユニクロのヒートテック7枚くらいの値段だがこれは買って良かった。
発熱素材で暖かく蒸れにくい。
冬場は寒いから走るの嫌だな〜という言い訳を潰してくれる。
モチベーションのUPにも貢献。
※ヒートテックきて自転車乗るのヤバいからダメだよ(ggr)




sigr

比較的厚手で夜の箱根も暖かかった。

今回、株式会社LYNX様のご好意で、スウェーデンのアパレルブランドsigrのウィンドブレーカーを着させていたいた。

っっっはーーーーーー企業案件かよ!!!!と思ったそこのあなた!!!
わかる!!!!
死んだワニみたいに金の匂いすると一気に冷めるよね〜!!!!!
でも違います!!!
LYNXの社長さんは僕のダーツ仲間で飲み友達なんです!!!
ノリで貸して!!って言ったら貸してくれました!!!

なので義理を果たすためこれだけ紹介させてくれ!!!!
光るんよ!!!!!!

これが
こう!視認性抜群。
模様が反射素材になっているのでユニークに光ります。
袖が長く萌え袖できるのもポイント
これだけでかなり暖かい
バックポケット
服が裏返える...
裏返ったッッッ!!!!!
バックポケットを裏返すと単体で収納されちゃう。
袋を無くす煩わしさがない。

生地自体も比較的厚手なので防寒に大きく貢献してくれた。
あえて言うとすれば、その分一般的なウィンドブレーカーよりも若干かさばった。




5,補給

補給の頻度

食事はガーミンに表示される消費カロリーを見ながら、エネルギー切れにならないように走りながらこまめに行った。
具体的には500kcal消費ごとにもそもそ何かを食べ始める、くらいの頻度で。

ジャケットのバックポケットは食べ物でパンパンだった。
※中に着ていた半袖ジャージのバックポケットに貴重品とウィンドブレーカーを収納。
背中に合計六つストレージがあるのは大きかった。

水分はポカリスエットをメインにトータルで2500ml程。
やはり冬場は意識して給水しなければサイレント脱水になりそう。

PayPay便利

コンビニで止まった回数は小田原での一回を含め合計6回。
停車時間は1回5分前後。

レシートを残しておく脳は無かった。




何を食べたか

覚えている限りで打ち込んでみた。

食事に関してはとにかく食べやすいものを優先したが、あまりシビアに考えなかった。
結果、脂質をすこし多めに摂ってしまっていた様子。

ログを見ると8000kcal消費しているので、カロリー収支はおよそ3000kcalの赤字。

LSD強度で走り続けていたので、基本は蓄えた脂肪を燃料にして走っていたはず。
ハンガーノックの症状などは感じなかった。

走り終わった後の大晦日から三が日はバグってとんでもない量を食べた。
体重は60kgになった。週末はレースです。




ラムネ

思い出したときにブドウ糖の補給を、と
大粒ラムネをトップチューブバッグに忍ばせていた。
これは僕の常備薬と言っても過言ではないほど常日頃から食べている。

これ食べてから酒を飲むと二日酔いにならないんですよね
万が一、二日酔いになってもラムネとポカリで復活できます
ポカリは酔いを早くするとか言ってる人はエアプです

これは六本木のラウンジ嬢に教わったライフハック
このラウンジ嬢もメンヘラの餌食になってしまった(遠い目)


覚えておいてください。
きっと役に立つ時がきます。

余談ですが僕の人生で最大の酒でのやらかしは、起きたら沖縄県庁の前の床だったことです。





6,小ネタ

小ネタ、というか雑記。

敗因

これはもうハッキリ長時間耐性が無かった。
これに限る。

筋肉的もメンタル的も余裕があり、補給もバッチリ。
ただ関節だけがダメだった。

・冬はよくない
・静岡の由比バイパスで対向車線のライトが眩しく、想像以上に視界不良になって危険を感じたこと
・深夜の箱根は精神的に辛すぎる
と言う点を考慮すると、秋ごろの深夜0時に京都スタートにすれば良さそうだな。

もう沢山だ、、、もう懲り懲りだ、、、何度もそう思ったはずなの次のこと考えてる。



名古屋はマジで運転荒い

割と自転車が車道を走る人権無いなと感じた。
ウィンカー出さないのがデフォルト、とまでは言わないがかなり多かった。
岡崎あたりまで抜けた時の安心感は異常。



スタンディング

江ノ電自転車ニキじゃないよ

あと数秒で信号変わるなーというときに止まるのが嫌で、これが結構役に立った。(安全には配慮)



ワセリン

割と股ズレしやすいので対策に持っていった。
DOTOUTのレーパンが良かったのか、アリオネがベストフィットだったのか、ワセリンが効いたのか、結局定かでは無いのだが股ズレは一切なし。
股ズレはね。



前日

前日は会社の棚卸し→映画観に行く→知人のお宅にすいちゃんを預けに行く→なんかそのあと色々ある

で、寝たのは2:00だった。
起床は5:00。
走行中眠気がなかったのが不思議。



ビール

地元の最寄り駅には藤田が迎えにきてくれた。
実家まで送ってもらい、夕方16時頃まで寝た。
寝起きは全く起き上がれなかった。


バリアフリー化の恩恵をふんだんに受け、社会のやさしさに触れながらたどり着いた故郷の居酒屋で飲んだ麦酒は、まさしく敗北の苦汁ではあったが、何にも例えようの無い美味さであった。





終わりに

今年からときどきnoteを更新していこうと思う。
こんな長いのはしばらく書かない思うが、自転車の話の他にも、映画の話とか、ヤバい話とか、猥談とか。

facebookに今回のことを投稿したら、
アラサーになったんだしそろそろ「ガンガンいこうぜ」
だけじゃなく「いのちをだいじに」も覚えろと言われた。


そういえばロードムービーってラストで主役が死ぬこと多いんですよね


ベランダを確認してこよう




今年もどうかよろしくお願いいたします。
きゅうべえsports 京都下鴨店 副店長 岩村


面白かったらビール代ください!!!!!!!!!!!

前日はメンヘラと遊んでました。
そのせいで股ズレより竿ズレが酷かったです。
お金払ったら猥談聴けるシステムどう?



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