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自分だけの森を育てる

暮らしの中に、
人間以外の生き物を招き入れて1年半。

自分の生活だけでアップアップしている中で
植物のちょっとした変化に癒されたり、ハッと我に返らせられたりしている。


植物への水やりや間引き、土の入れ換え。
手入れをしているささやかな時間が生活のリズムを作っていたりする。

私たちは曖昧に過ぎていく日々の中で
成長したり、停滞したり、老化したりしながら、
時を重ねている。

ちょうど植物を育てていたとき、
私は成長していなきゃいけない病にかかっていた。
苦しかった。

先週より今週、昨日よりも今日、
新しいことに挑戦したり、できないことができるようになっていなきゃ、許されない気がした。

誰に許されない気がしていたのだろう。
自分に?
周りの評価に?

そんな息の詰まる生活だったとき、
植物たちは私の部屋の中で
枯れたり、増えたり、腐りかけたりしながらも
生き続けていた。

私は必ずしも成長してなくてもいいことに気づいた。

伸びるか伸びないかはわからない。
いつになるのかもわからない。

でも、それでもいいんだと気づいた。

そこから、私の息苦しさは少しずつ良くなっていった。

植物たちもみんな生き続けている。

小さな鉢植え3つの植物たち、
そこは私が深く息を吸える森のような場所になった。

もし興味があったら、おうち時間で

自分だけの森を作ろう。

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