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私たちを覆うマトリックスを俯瞰する・・・世界をヒューマンに変えるための基本認識

  • 人間は善なる存在で、基本的に支配/管理される必要はない。この世界にある諸問題は人間の未熟さのためにおこるのではなく、支配/管理を目的とした数々の非人間的なルールがあるためだ。

  • なにより問題なのは、マネーのルール。ほとんどのマネーは、銀行が、私的な利益のために、貸出しを行う際に印字によってつくられる。そのため、マネーは呆れるほど過剰に発行されているのに、人間が生きるために必要なマネーが十分に行き渡らない。そもそも「マネーは法の産物」、つまり私たちのルールにすぎなく、もちろん、時代と共に変化してきた。しかし、一方で、長い間、マネーは不可侵な自然物で管理が困難なものという刷り込みが行われてきた。

  • 生産性の飛躍的な向上で、わずかな労働ですべての人が不自由なく暮らせるようになったにもかかわらず、ほとんどの人が長時間拘束され、どうでもいいタスクをあたえられ、それが収入の条件になっている。それによって、人間本来の思考力/行動力が奪われ、結果として支配/管理システムが維持されている。さらに、社会に欠かせない仕事ほど、「簡単な仕事」というレッテルが貼られて、悪条件に置かれ、人が隷属状態となっている

  • 事実として、世界に足りない物は何もない。何かを奪わないと幸せになれないというのは妄想/洗脳にすぎない。そして、私たちに利害の対立などない。

  • 人間は高い共感力をもち、意識としては、自分と他人の境界がない。しかし、支配を維持するために常に分断・対立が仕組まれ、対話が阻まれている。戦争もしかり。そもそも、人間は、好戦的な存在ではない。

  • 今や、戦争を含む暴力で死ぬ人は、交通事故で死ぬ人より少ない。そういう観点からは、世界はすでに、かなり平和だ。

  • 自然界に危機は存在しない。あらゆる危機は人間を支配するための創作にすぎない。

  • 経済において人間しか需要をつくらない。そういう観点からも、人間は、存在するだけで価値がある。

  • 人の能力にはほとんど差がない。貧困がはびこるのは、能力の低い人がいるからじゃなく、過剰に発行されたマネーが著しく偏在するイビツなルールのためだ。「貧しい人は決して劣っていない」。

  • 権力のピラミッドは、人間社会に必須ではない。人を支配するための虚構にすぎない。ピラミッド組織は、非人間的であり、かつ社会を運営するのに極めて非効率。リーダーや代表者の存在も、同じだ。

  • 基本的に、マスメディアは支配のために存在する。極端に不安感を煽る事件をとりあげ、権威を誇張し、対立を煽り、下世話な話題の洪水をおこすことで、人間の正常な思考、判断を妨げ、結果的にただ権力に従属させようとする。

  • 本当の問題から目をそらすために、どうでもいいことが問題にされている。


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