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ユニバーサル・インカムと人種上、経済上の公正 ベッペ・グリッロのブログより

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スコット・サンテンス-抗議する人たちが「息ができない」を歌うのを聴くのは、何か腹に響く。ひとりひとりの人生の大切さをうったえる。私たちには生きる権利があり、生き続けたいのだ。ジョージ・フロイドは、存在するのに必要な空気を奪われた。彼は殺された。

空気を奪うのは、生きるために必要なものへの正当なアクセスを誰かが奪う唯一の方法ではない。私たちは皆、空気が必要だが、食べ物も必要だ。食べられないと息もできない、そして、貧困でさえ不当な仕打ちだということ理解するのと同じだ。貧困は殺す。

貧困はリソースがないためだと誤解されているが、今日の貧困は法的な地位だ。貧困を生み出すのは、暴力的な接収行為だ。数百年前は、みんなが地球を共有の天然資源としてもっていたので、何もないという状態はなかった。

地球への自由なアクセスは自然な豊かさの形だ。

私たちはそのアクセスを壊した、わざと。あるいは、ある人たちがわざとやった。それを富ととらえて、自分たちがやって他の人たちがやらないと、他の人たちに自分たちが望むことを強制できることを理解したからだ。

これが人種上の公正と経済的な公正が非常に密接に絡み合っている理由だ。正当に彼らに属している自然の遺産を接収して、生きるために必要なものにアクセスすることで、彼らは服従させられるのだ。

リソースを支配する人びとによって決められた条件の下で、私たちが生活の基本的なニーズへのアクセスが絶たれるのなら、私たちはこの国の設立原則(アメリカ合衆国、編集者注)を決して守っていない。法は、私たちすべてが平等であることを認めるために書かれている。それを現実にする必要がある。

金融システムの中で人種的な公正を成し遂げるには、経済的な公正が必要だ。私たちは法律の下ですべて平等であるため、リソースへの最小限のアクセスに関してもすべて平等であることを確認する必要がある。私たちが自ら作り出した貧困をなくする必要がある。必需品へのアクセスが絶たれるのを止めなければならない。

ユニバーサル・インカムは私たちが生み出した貧困を終わらせる。それは私たちが生きるために必要なものへの普遍的なアクセスを与える。地球へのアクセスの代わりに、お金を通してそうしたアクセスを提供する。そのようなアクセスは貧困を終わらせるだけではない。それはまた、脱スポイルによって権力の盗難を終わらせる。

だれも私たちの食糧へのアクセスを法的に妨げないなら、金持ちだけが生きて相続できるレベルで存在が保証される。食料へのアクセスがより多い人々とより少ない人々との間に人種の線引きがないなら、これは人種の観点からの権力の再分配だ。

アメリカの黒人は一度もそうした権力をもっていなかった。ユニバーサル・インカムはカネをはるかにしのぐ。それは、レイシストの部下になり、レイシストのために働くことを拒否し、レイシストから何か買うのを拒否する力だ。それは、地域や国で仕事をする黒人の候補者に寄付する力だ。

ユニバーサル・インカムは、仕事に応募する時間をもつこと、他の人が仕事に応募するのを助けるボランティアをすることだ。それは、法的に防御して訴訟に支払う力であり、お金がないために投獄されるのを避ける。それはストライキをする力であり、黒人のビジネスを始めてサポートし、富を生み出すための資本だ。

経済的な公正は、すべての人を平等に扱うリソースへの無条件かつ普遍的なアクセスにすぎないため、ユニバーサル・インカムを必要とする。私たちみんなのフロアは、自然の遺産をもう一度占領して取り戻すこと、だから権力の復活だ。

それは鎖を壊している。


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