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1月に観た映画ベスト3

 「「2024年」について」で映画をたくさん観ることを目標に掲げ、早いもので1ヶ月と1週間が経とうとしています。有言実行とはまさにこのことで、1月は11本映画を観ました。この11本の中から、わたしの独断と偏愛でベスト3を付けたので良かったら参考にしてください。
 今後定期報告も兼ねて、毎月やろうかなぁと思ったり思ってなかったりするので、今後も必見です。

3位 ダンサー・インザ・ダーク

海外版のポスターのほうが好き

 母から鬱映画と聞いていたので、ずっとどんな内容なのか気になっていて、ようやく観れました。鬱映画なんて一言で括られるような映画ではなく、愛に溢れた1人の女性の立派は生涯が2時間ほどに凝縮され、とても素敵な映画でした。正直、もう一回観たい。
 特に良かったのは音楽で、今も劇中歌が収録されたアルバム「Selma Songs」を聴きながら、あの時の記憶を思い出して書いています。幼い雰囲気を持ったセルマの笑顔からは考えらえない、力強く訴えてくるヴョークの歌声は、ぜひ劇場で聴いた方が良い。
 あと、できたら英語音声だけで観たいなと思いました。海外の映画を観ると毎回思いますが、その言語や地域が持つ独特のニュアンスを捉えられたら、また見え方が変わってくると思うんです。この映画も、字幕ではチェコになっていますが、音声ではチェコ・スロバキアと言っていました。せめて、英語とフランス語くらいはわかるようになりたい。
 この映画の感想をここで語ろうと思うと、永遠に書き終わらないので、Instagramに投稿しようと思っていますが、なかなかまとまらない(バイトとかで疲れて書く気が起きない)ので、もし楽しみにしている方がいたら、もう少し待ってください。これでも回復した方なんです。

2位 ヴィーガンズ・ハム

検索しても画像あんまり出てこない

 この映画観るまで、なんとなくブラックユーモアは苦手だなと思ってたんですけど、なぜかこれはスッと入ってきて面白かったです。
 とても狂気的ですが、ストーリーが進行し、何人も殺されていくのに、殺す度に夫婦が幸せになっていくので、幸せになる方法ってこんな形でもいいのかぁと良い意味で楽観的になりました。
 ただ、結構賛否両論ある映画なので、観る人によっては不快になるため、1人で観るのをお勧めします。あと、食事中は避けた方がいいです。わたしは母と一緒に観ましたが、ちょうどビーフシチューを食べていたので、母はなんとも言えない感情になっていました。わたしは、今日も糧に恵まれていることに感謝できたので、食事中に観て良かったと思います。

1位 PERFECT DAYS

日常感

 今月の1位は、確実にこの映画だと思います。主人公平山さんのセリフがほとんどないところが、やけにリアルな日常感を感じさせました。でも、日常の中にも些細な出来事があって、小さいことに心が揺れる。そしてまた朝になって、いつも通り日常がスタートして、いつかその些細な出来事で揺れた心は、過去に置いてかれるんだなと感じました。最初映画を見始めた時は、今日は何日目か数えていたのに、いつの間にか数えるのを忘れて、自分も平山さんの日常に溶け込んでいました。
 ここで重要なのは“木漏れ日”です。木漏れ日は、一度として同じ時はありません。それは日常も同じです。その何気ない日常を平山さんを通して見る。そうすると、自分の日常も少し好きになれます。そして、わたしが映画を観た次の日のKing Gnu 井口さんのInstagramのストーリーに木漏れ日が上がっていて激アツでした。
 最後にこれだけは言っておきたいのが、選曲が神でしたので、ぜひ劇場でご覧ください。

番外編 すばらしき世界

この2人好き

 番外編は、ベスト3には入らないものの結構好きだった映画です。なぜか今月は、役所広司さんに魅入られていたので、役所広司さん主演の映画をもう一つピックアップしました。先ほど紹介した、「PERFECT DAYS」とは真逆で、乱暴で落ち着きのない役所広司さんを見ることができます。本当に役所広司さんの演技の凄さがわかる2本なので、ぜひ2本とも観てください。
 個人的には、チンピラの腹に噛み付くところが好きでした。平山さんは絶対しないわと思って。

 1月の映画はこんな感じです。2月もできたらやりたいですが、気分次第と言ったところです。

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