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「イマイチだ!」 立憲民主党代表選挙盛り上がらないのは 国民に問われているのは「党の覚悟だ」 仲間内の選挙にしか見えない⏩枝野氏の中途半端だった姿勢からの脱却が厳しく問われている 「期待はずれ」と思われば終わるぞ!

【「イマイチだ!」 立憲民主党代表選挙盛り上がらないのは 国民に問われているのは「党の覚悟だ」 仲間内の選挙にしか見えない⏩枝野氏の中途半端だった姿勢からの脱却が厳しく問われている 「期待はずれ」と思われば終わるぞ!】
立憲民主党代表選の枝野氏が、衆議院選挙惨敗の責任をとっての、辞任証明しての代表選挙である。投開票日は11月30日だ。
以下の4人が立候補しているーー。
●逢坂誠二元首相補佐官(62)
●小川淳也元総務政務官(50)
●泉健太政調会長(47)
●西村智奈美元厚生労働副大臣(54)

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【与野党の拮抗していない、国会が「形骸化」して、国益にはならない。野党第一党の立憲民主党の党勢をいかに立て直すかが、強く問われる】 
 先の衆議院選挙選挙では、自公や維新、国民民主党など右派勢力が肥大した。 軽く3分の2を超える議席数になった。「憲法改正」だけではなく、何かと自公政権にとっては、これまで以上に「数の力」での「強行採決」などが、横行するのは必死である。
 これに、対抗する勢力は、立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党で合わせても全く、これだけでは右派の対抗軸にはなりれえない。
 国会運営でも、コロナ失敗で菅政権のときにも、自民党は「都合は悪い」から、開催しなかったが、そういう非民主的な「国会運営」になろう。
 本来なら、海外の二大政党制のように、拮抗していなけば活発な議論も行われず、国会が「形骸化」している。これは、日本の国益にならない。
 マスコミも自民党総裁選のように、総理になる訳ではないので、国民の関心が薄いが、今後の野党のあり方を問う大事な選挙なはずだ。
 そもそも、立憲民主党は衆議院選挙の敗因など「総括」したのか。執行部が辞めて終わりではあってはならないはず、辞任の前に敗因をシッカリ分析して「総括」すべきではなかったのか。

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【メディアは枝野氏が共産党を含む野党共闘を推進したことが敗因であるとの説を流布するが実態は違う】
 枝野幸男氏は総選挙に際して共産党との共闘を冒涜していたと言えるのではないか。
 彼は選挙期間中にも関わらず以下のように述べていた。
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。あくまでも国民民主党さんと2党間で「連合さん」を含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦っている。
 共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で閣外から協力を頂く」
 枝野氏は野党共闘を推進したのでなく、野党共闘に背を向ける対応を示し続けたというのが実態だった。しかしながら、立憲民主党の議席減が現状にとどまったのは、多くの選挙区で共産党などが候補者擁立を取り下げたため。「共産党を含む野党共闘」のおかげで議席減を小幅にとどめることができたのだ。

【枝野幸男氏は野党共闘の恩恵を最大に享受しながら野党共闘を冒涜する発言を重ねていたのである】
 10月23日に都内で行われた市民団体のイベントでも、立憲民主党の枝野氏が、枝野氏の演説が終わるのを待っていた、共産党の志位和夫委員長との記念写真撮影を拒絶した」ことは、ニュースになりこれが決定的に「中途半端」な結果になった。
 簡単に言えば、「野党共闘」をうけながら、共産党を嫌う「連合」に忖度したから、有権者には「コウモリ」みたいに写ったはずであろう。
 だから、比例区で票が伸びなかったのだ。
つまり、立憲民主党大惨敗の主因は枝野幸男氏の「コウモリ対応」にあったと総括できるのではないだろうか。
▼枝野氏は志位氏との撮影応じず 市民団体のイベントも拒否して逃げた

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▼これは以前からの過程の構図であるが、野党共闘か連合を選ぶかだ。

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【議席を得るために共産党等による候補者擁立取り下げの恩恵を最大に享受しながら、野党共闘を冒涜する言動を重ねた】
 このために、共産党との共闘を否定する支持者は維新への投票に向かい、野党共闘に賛同する支持者は投票を棄権した。
 衆議院総選挙では小選挙区制が軸になっており、政権与党の自公に勝利するには野党陣営の候補者一本化が重要なのはいうまでもない。
 来夏の参議院選挙でも勝敗のカギを握るのは1人区で、衆院同様に野党の候補者一本化が重要である。
立憲民主党代表選の記者会見でも各候補者が候補者一本化の重要性を指摘した。だが、基本政策路線が異なる勢力が共闘することは適切でない。
選挙に勝つことは手段であって目的でない。
基本政策路線が異なる勢力が共闘して政権を獲得しても、実際に政権が発足すれば基本政策路線の相違が浮かび上がり、政権運営は混乱するばかりだ。したがって、基本政策を共有する勢力が連帯することが重要であろう。

【「市民連合(オールジャパン平和と共生)」はこの主張を提示し、野党4とうは合意したはず】
 「基本政策を共有する政治勢力と市民が連帯して候補者を一本化する」ことこしが、重要であるはず。
衆院選における立憲民主党の失敗は、市民連合の「基本政策路線の共有」という土台の部分の論議をおろそかにしたことにある。
 基本政策が異なるのに共闘するなら、それこそが「野合」でしかない。
だが、そういうふうに有権者には見えたのではないか。だから、多くの支持を得ることはできなかったと私には映るのだ。
 「野党共闘」とは、候補者調整だけではなくそういう理念があるのに、しれをおろそかにしたから、「反自公政権派」の人も、疑心暗鬼になり、維新や国民民主に渋々、投票するか、棄権したのではないか。

▼市民連合(オールジャパン平和と共生)では、選挙前に政策協定結んで、「4野党共闘」が実現した。
こうした、市民との草の根運動を盛り上げることは非常に大事なこと。

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【いまの代表選においては、その根本を徹底的に明らかにすることが必要だが、各候補者はその核心部分を明らかにしようとしない】
「選挙のために分裂は好ましくない」ばかりの言葉が見えている。
このため、「基本政策路線を確認しないまま」にして、あいまいに共闘路線を進んだ結果、党内がばらばらになり、支持者の離反を招いたというのが今回の衆院選であったのではないか。
有権者にも異なる考え方があるーー。
●「連合」を重視し、共産党と共闘するべきでないと考える者。
●基本政策を共有できる以上、共産党と共闘するべきだと考える者。
どちらの考え方も全否定されるべきでない。
何度もいうが「基本的な考え方を共有できる者がひとつにまとまる」ことが重要である。
こんな、締りのないバラバラな議員らでは「国民が信頼出来る訳ない」
党内に相容れない二つの考え方があるが、これを、どちらかに硬めるリーダーが必要なのだ。
政党は「選挙互助会」でない。
「基本的な理念、哲学を共有する者の集合体」なのだ。
立憲民主党の全体が本末転倒な対応を改めぬ限り、大いなる飛躍を望むことができない。

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【野党の仕事はもちろん対案を出すことも必要だが、野党の存在を無視して国会を牛耳る政権与党に対しては、その非を正すことも野党の責任】
 私物化政治から国民を救うために、「政権を追及し政権を奪う」というのが野党第1党の責務のはずである。
 過去の失策を反省しない、自公政権と戦うならば、先頭に立ってきた辻元清美副代表や川内博史らマトモな論客議員は落選させてしまった。
 結果、見渡せば、顔が売れているベテラン勢は自民横暴政権を復活、存続させた戦犯の野田元総理のような無知な議員ばかりになってしまった。
 こんなママゴトのような代表選では、国民期待薄の岸田自民でも高笑いだろう。 
 ポスト配分など自民党の派閥ほどの力があるわけでもない野党のグループが、コップの中で小さな権力争いをしているように見えてしまう。

なぜそうなるのかというと万年野党に甘んじ、政権を奪いに行く気概が足りないからだ
 安保法制の時から自公批判している、憲法学者の小林節氏は以下のようにのべている。
「野党幹部の多くは、実は政権交代になど興味はなく、「専業野党」のままであっても自分が議員でいられるのが一番大切だということだ。政権交代よりも、いかに「自分だけが当選できるのか」にしか関心がない」
的を得た、指摘である。
 こんな、気概の集団では「政権交代など夢の夢」である。
選挙では、4人の「基本理念・政策」などや「野党共闘」か「連合」との付き合いの違いをハッキリさせなけばならない。
 有権者にも党員にも分からないままでは、来夏の参議院選挙ではまた議席をへらすかもしれない。

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そういう、危機感が候補者から感じられるか。
あのれいわ新選組の山本太郎氏の演説を見ろ。心の底から「自公政権の有り様に怒り、国民を思っている」。涙を流しながら訴える姿を見よ!と言いたくなる。
 そういう、熱意も伝わらないのでは国民の心は動くこともないだろう。

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