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前例がない時代を迎えるにあたり、前例がないことを目指した組織を考察!?

『ただ単に、カルキスとコリントの歴史は、ある意味において正常であるが、これに反してスパルタとアテナイの歴史は、それぞれ方向は異なるが、正常な発展からそれていった、ということができるだけであって、どうしてそのような特別な発展をとげたか、という点は説明できなかった。(歴史の研究 第1章歴史研究の単位 A・J・トインビー著)』

「どうしてそのような特別な発展をとげたか」という疑問について、身近に感じられることで考えた方が解りやすいと思うので、少し次元が異なりますが、下記の例に読み替えてみようと思います。

Aさん、Bさんで例えると

例えば、同い年で同じ経営経験年数を積んでいる二人の経営者(男)AさんとBさんがいたとします。この二人が、同じ会社規模、同じ市場に、同じタイミングでよーいドンで参入したとします。

すると、二人の成果は同じなるでしょうか。

答えは、明々白々で、異なった結果になります。

同じ成果・結果にならない理由の一つを考察したいと思います。

現代のビジネスに置き換えてみる

ライフサイクル

このライフサイクルの創業期に参入したAさんとBさん。

Bさんの場合、売上1000万円がピークでした。

ライフサイクルAさん

Aさんの場合、色々と変遷がありましたが、売上1億円がピークとなりました。

ライフサイクルBさん

Aさん、Bさんは、山1(売上1,000万円の壁)を各々経験をしています。

そして、Aさんだけ、山2(売上3,000万円、5,000万円の壁)、山(売上7,000万円に壁)、山4(売上1億円の壁)を突破することができた。

つまり、Aさんは、各々の山を突破できるように、組織を変化させることができた。

片や、Bさんは、Aさんと同じようにやろうとしたが出来ず、山1のみの突破で終わってしまった。

一度、「カルキス、コリント」をBさん、「スパルタ、アテナイ」をAさんに置き換えてみると、解り易い疑問符かもしれません。

この捉え方をすると「特別な発展」を成し遂げた理由は、組織の成長に合わせて、変化させることが出来る能力とも捉えることができるかもしれません。

大きな相違点こそ、「特別な発展」をとげた鍵!?

各々同盟の盟主に成り得た「特別な発展」を考慮するには、スパルタとアテナイの双方を詳しく検討する必要があるでしょうが、ここでは一点のみ「特別な発展」を成し遂げたであろう理由についてご紹介したいと思います。

先程、「一度、「カルキス、コリント」をBさん、「スパルタ、アテナイ」をAさんに置き換えてみると、解り易い疑問符かもしれません。」と述べましたが、この置き換えには一つの問題点があります。

Aさんの中にカルキス、コリント等が混在

1,「カルキス、コリント」は、いくら海外に植民地を増やしたとしても、「生活様式」事体を変えた訳ではなく「想像の範囲内」でしか人口増加への解答を求めなかった。

想像の範囲内」である以上、「特別な発展」ではなく「想像の範囲内の発展」にしかなかった、ということです。

真に「特別な発展」とは前例がない!?

2,「スパルタ、アテナイ」の成した発展の様は(プロセス自体は現実的であったとしても)当時の世界に「前例がなかった!」ということです。

指導者の、そして、民衆の創造力を超えた存在になり得る種を活動の中に包含していたことであり、この種を忍耐強く、育てた結果のようにか考えられます。

違う表現をすると。「別のステージにあがった」「進化した」「変態した」となるでしょうか。

ここが真似しても、超えることができない原因でもあるのではないでしょうか。

3,もうお気づきだと思いますが、置き換えの問題は、同じものを目指していないことです。では置き換え事体意味がないかというと、それはチャンクサイズの問題でしょう。

ま と め

1,AさんとBさんが、想像の範囲内で仕事をしていたら、同じ成果・結果となったかというと、これは必ず異なる成果・結果となるはずです。その理由は何か?

2,誰しもが「特別な発展」を遂げることができるのか?

この理由については、大きな概要の中で説明すると、これらの疑問の回答は一つです。この回答の説明は別の機会にしたいと思います。

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