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♯10 考え方の違いって面白い‼️


ここ数年は,大谷選手を含め,当たり前のメジャーリーグで活躍する日本人選手の活躍が毎日報道されるようになりました。自分が子供の頃は,プロ野球が全てでメジャーリーグという言葉すら知りませんでした🤣

そして最近は,現役を引退した選手たちが,YouTubeでプロ野球やメジャーリーグの裏側の話をする動画も増えています。その中で,バッテリー(ピッチャーとキャッチャー)の関係性について話している動画の中で,興味深い内容のものがありました。日本とメジャーでは,ピッチャーとキャッチャーの関係性が全く違うそうです。

🟧日本のキャッチャーの仕事は,打者をアウトにするために配球を組み立てる

ピッチャーがキャッチャーのサインに首を振っていることがあるように,ピッチャーも自分が投げたい球種のサインだった場合は拒否をすることだってありますが,日本のプロ野球では「配球」を基本的にキャッチャーが組み立てるそうです。キャッチャーはバッターを打ち取るために,データやその日のバッターボックスの様子などから,9イニンングを見越してアウトの確率がより高いであろう球種やコースを選択するというわけです。

野村克也氏は,監督時代にコントロールが悪いピッチャーには
「キャッチャーのミットを的だと思って,そこに投げることだけを考えろ」
と指導していたそうで,要は
「キャッチャーが考えるから,ピッチャーは考えなくてもいい」という方針であったと言われています。

🟧アメリカのキャッチャーの仕事は,投手に気持ち良く投げさせる

一方,アメリカのメジャーリーグでのキャッチャーの仕事は,野球やベースボールをあまり知らない人からすれば,やっていることはほぼ同じですが,考え方が全く違うというのです。メジャーリーグのキャッチャーの仕事は,

ピッチャーが気持ち良く投げられるようにサインを出すこと

だそうです。ピッチャーの考え方や性格を考慮して,今,ピッチャーはこの球を投げたいと思っているはずだ‼️と考え,サインを出すのが一般的なのだとか😆

🟧文化の違いが生む考え方の違い

特に興味深かったのが,打たれた時の考え方です。

日本では打たれた時,
「配球が悪かった」と考えることも多いそうで,そういう場合はキャッチャーは責任を感じますよね(♯もちろん,失投や他の要因の場合もあります)

あそこは「スライダー」じゃなかったかぁーーー😭・・・という感じ。

一方でアメリカでは打たれた時,どう考えるのでしょうか⁉️それは
「打った奴がすごいだけだ」と考えるのが一般的なようです😆

俺はスライダーに自信があって,あのコースに投げた。その球を打ったのだから,それは相手がすごかっただけだ😎・・・という感じ。

何とも潔が良いというか,アメリカンというか😆
日本でプレーをする外国人投手がキャッチャーのサインに首を振ってイライラしている場面がありますが,ここにその答えがあったんですね。


つまりこういうこと。絶体絶命のピンチの場面・・・

外国人ピッチャー・・・
俺の最高の球はストレートだから,これで勝負するんだ‼️

キャッチャー・・・
彼の一番の球はストレートだし,今日は調子も良く球も走っている。
だけど,このバッターはストレートに強く,最初の打席でもそのストレートを狙ってヒットを打たれたしタイミングも合っている。ここは,スプリット(落ちる変化球)で三振を狙うべきだ。昨日の試合でも,2つ三振を喫しているがどちらも落ちる球だったはずだ。

【スプリットのサインを出す】

【首を振ってサインを拒否】

外国人ピッチャー・・・
何でスプリットのサインを出すんだ⁉️あいつは何考えてんだ⁉️
俺がストレートを投げたいのが分からないのか😡

キャッチャー・・・
マジか・・いや,ストレートは読まれてるって⁉️そもそも,今そうやってちょっとイラついて首を振っている時点で,ストレート投げたいのはバッターにバレてるよ💦もう1回サイン出すから,快く受け入れた感じを出してスプリット投げれば絶対に三振が取れる‼️

【もう一度スプリットのサインを出す】

外国人ピッチャー・・・
だからー🔥😤😤🔥

キャッチャー・・・
ええええ・・・ストレート投げて打たれたら,監督が・・・😰

🟧目的が違うから難しい

どちらが正しいという答えはありませんよね😌
結果を一番気にする部分が,日本人らしい気がしますし,
打たれたら思いっきり開き直って,相手を讃えようとするのもいいなぁと思います。(♯いや,でも打たれとるんだけどね🤣笑)

野球だけではなく,ずべてのことに共通するものだと思います。
大事なのは,自分が何を目指して,何を重視しているのか⁉️を明確にし,信念を持つこと。そして,自分と異なる考えや文化を受け入れて認め合い,お互いを尊重し合うこと。ですね‼️

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