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X100S 心を映す鏡

2015年3月にX100からX100Sにカメラを変えた。撮影素子がX-Trans CMOS IIに変わり少しシャープになったような気がした。レンズは据え置かれたので、開放で甘く、少し絞るとシャープに変わっていく仕様はX100のままだ。画素数も1600万画素と扱いやすい。

このころの写真を眺めているととても楽しそうに撮影しているのが分かる。道端の小さな花や錆びた遊具、色々なものに心が反応している。カメラのレスポンスも良くなり、撮影にリズムが出たのも原因の一つかもしれない。

改めて写真には心が写るのだなと思う。
撮影することがとても楽しかったのだろう。いろいろなものに目が向いている。光の方を向いた写真が多い。X100Sに滲み方やフレアーが好みなのだ。写真がとても優しい。2015年当時の私は優しかったのかもしれない。カメラを持つことが楽しくて、被写体と出会うことに喜びを感じていた頃にもどれるのだろうか。
最近の写真は少し考えすぎているのかもしれない。


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