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大人女性の決め台詞

二つ目の小学校に通っていた小3の時。

同じマンションの3階に住むマミちゃんと
高速道路脇の小道を歩いていた。
すると私達の横にタクシーが止まり
スッと扉が開いた。
中で運転手のおじさんが
勃起したおちんちんを露出し
私達にニッと笑いかけ目配せしてきた。

サティは瞬時に
『変態だ!車の中に連れ込まれたら大変だ!』
と思い即座に走って逃げた。
マミちゃんは私より幼かったのか
うんこチンチンで爆笑レベルだったのか
『変なオジサ~ン♪』
ってな感じで
その場に笑って立っていた。
サティは
『マミちゃん!マミちゃーん!!』
と大声で呼び
一緒に全力疾走で大通りまで逃げた。
息を荒くして二人で会話したが
マミちゃんはあまり危機感を持って無かった。
サティの話を聞いて、ふぅ~んそんなことがあるんだ…ってな感じだった。

家に帰ってマミちゃんのお母さんに興奮しながら今さっきあった出来事を報告した。
マミちゃんのお母さんは
『危なかったね大丈夫?変な人いるんだね~』
と夕飯の支度をしながら聴いてくれた。
そして少し恥ずかしそうに
『小さい!って言ってやれ』
と付け加えた。
『……???』

次にサティのお母さんにも報告した。
お母さんは洗濯物をたたみながら
『まぁ~恐かったね大丈夫?あの道は危険だから子供達だけで歩いちゃダメよ』
と言ってくれた。
そして
『小さい!って言ってやれ』
と付け加えた。

サティとマミちゃんは顔を合わせ
『マミちゃんのお母さんも同じこと言ってた~~!!』
『すご~い!なんで~~???』
お母さんは笑いながら
『マミちゃんのお母さんも?ハハハそうなの~』
とやはり恥ずかしそうにしていた。


《小さい》が男を撃沈させる
大人女性の決め台詞だと
知るよしもなかったサティは
『お母さん達もきっとマミちゃんと私みたいに、とても気の合う仲良しなんだな…』
と思っていた。。(笑)





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最後まで読んでくれてありがとう(*^^*)♪

またサティに会いに来てねー(^з^)~.:*:・'°☆



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