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「サマンサタバサ」と「4℃」について【コラム】

最近よく目にするのが、この2つのブランドが元気がなくなってしまったという記事です。どちらも一世を風靡した日本ブランドだけに残念な気持ちでいっぱいです。

いろいろな要因分析がなされていますが、私の見立ては、「強さ」がないコトだと思います。

ブランドとは唯一無二のストーリーを持つそのブランドらしさを追求していった結果として、お客様の心の中に形成されるモノだと思っています。五感に感じ取れるもの以外に、ストーリーや迫力、ゆるぎない世界観、そのような目に見えないものを感じ取ってブランドとして認められるのです。それがお客様に迎合してみたり、簡単に真似をされるようなデザインやアイコンであったりして、そのブランドらしさを失ってしまったのだと思います。特長が希薄になったらブランドは崩壊です。

再構築としては、もう一度原点のブランドコンセプトに立ち返り、何をお客様に提供しようとしたのか再確認から始めると良いと思います。

私が認識している各ブランドは、「サマンサタバタ」は女の子から女性へと変身する過程にあるちょっと背伸びした気分を味わせてくれるブランドであり、「4℃」は20代女性の初々しくも凜とした大人の雰囲気を纏うブランドです。どちらも素敵な大人の女性へとステップアップするために必要なブランドだと思います。

どんなシーンでどんなファッションにすれば良いのか、レディー教育もかねてブランド発信をして貰いたいと思います。

そして、魅力的で強さを持ったブランドを築いていただき、国内だけでなく、海外でも知れ渡るブランドへと成長していただきたいですね。

見本は、エルメスだと思います。

コロナ禍にあっても業績を伸ばし、他が出店を控える中堂々と出店し、マスクで口紅需要が減った中でも、新カテゴリーとして化粧品を投入して大々的に口紅の広告を出し・・・と、この強気なところがエルメスらしさだと感心しました。

揺るぎない自信と、どんな状況下でも前向きなこの精神を、2つのブランドも思い出していただきたいモノです。

ブランド構築は、「見えないモノにこそ本質がある」のです!

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