われわれって結局モンスナックなんすよね。

まだカレーを毎日食べていなかった大学時代初期、ここのカレーを食べてたまげた記憶があります。

美味しいけど自分がこれまでに味わってきたカレーとはちょっと違う・・・東京って・・・？と不安になって小田急線で帰った。
じゃあ、今の自分にはどう映るのか知りたい。

平日は主要なカレーが100円引きされている。値下げする前がそもそも安いのにまだやるか。

カウンターに座って、中国人のおんなのひとに注文する。

ポークカレー生卵トッピング・小盛・辛口（600円）

カレーソースには豚しかいないし、それがモンスナックらしくて最高にいいじゃん。

普通のどろどろのカレーとは全然違う、さらっさらでスープのようなカレーライス。
酸味も甘さもある。粘度も味も野菜ジュースみたいな。

赤くて辛いオイルが浮いている。この辛いオイルが思いのほか辛いからちょっと鼻をすすってまう。
豚肉と異常に合ってくれるから嬉しくて嬉しくてどんどん食べる。

ご飯をどんどん切り崩して、ついに沈没。
最後のほうは白米側がカレーの水分を吸い取って、すこし重たくなっていた。これ、米に汁を吸わせる界隈ではリゾットの65倍くらい好きです。

頼むと無料でコーンサラダがついてきたり。

卓上デッキも安心のお二方だったり。

ここ最近で1番穏やかに食べきった。嬉しいことだらけです。

モンスナック、1964年にオープンしてたのか。

このしゃばしゃばカレーが、どこかのだれかの失恋とか上京とか、ひとりぼっちな思い出を支えているとは、かっこよすぎる。ずるい。

今日のモンスナックと自分は昔よりもずっとよかったな。なにせ辛口を選んだし。
自分に満点をして別の路線に乗って帰った。

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モンスナック
住所：東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋ビル B1F（新宿駅より徒歩5分）
営業時間：11:00～21:00（土曜日）
定休日：年末年始