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【4分で完売】地域密着型スノーボードで地域のスキー場を活性化できるのでは?

今回は結論から
僕は、新しくて面白い発見をしてしまったのかもしれない。それは、
「白馬村のスキー場に行くキッカケをスノーボードというギア開発で作れるのでは?」ということ。

FireShot Capture 167 - Hakuba Special - 白馬スペシャル パウダースノーボード - hakuba-special.jp

今期3年目を迎える THEDAY.HAKUBAブランドは、白馬村にあるモンスタークリフ(株)にて設計開発したスノーボード。コンセプトは「白馬の山々を滑るためだけに独自に開発したスノーボード」です。

設計開発、テストも自社で行いD2Cによりコストを大きく下げて中国の工場で生産しています。先日、2021年9月1日10時より今期のモデルを3種類発売しました。

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その3種類の中でも恐らく日本のスノーボードメーカーで初?のスキー場のゲレンデとコラボしたモデル「白馬五竜ナイターモデル」のスノーボードが、販売開始から4分で完売。

購入できない方が続出してしまい大変ご迷惑をおかけいたしました。

僕の中では、一番需要がないと思っていたモデルが秒殺の勢いでした。今回の完売を通じて、スノーボードギアで地域のスキー場を盛り上げることができるのでは?という発見のお話しです。

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まず五竜ナイターモデルとは?

エイブル白馬五竜スキー場のナイターコース(とおみゲレンデ)専用として開発したスノーボードです。

五竜のナイターは、別名カービング道場と呼ばれています。そのナイターコースの斜度、雪質を分析してカービングの練習に特化したシェイプ(形)を開発しました。

つまりカービング道場(ナイター)でおもいっきりカービングで遊べるスノーボードになります。ボードのカラーもエイブルカラーに合わせました。

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エイブル白馬五竜スキー場が全面協力

今回のモデルの開発にあたりエイブル白馬五竜スキー場にも快く承諾と多大なるご協力を頂き、ボードのご購入の方全員にスキー場のナイター1日優待券をプレゼントする形になりました。

つまり白馬村のスキー場と白馬村のスノーボードメーカーが協力しあったこと。この2社のシナジー効果は、新しい角度として面白く観光業の未来に対してまだまだ可能性があると思いました。


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販売開始4分で完売!が意味すること

カートに入れたのに買えなかったと多数お叱りの声も頂き、大変申し訳ない気持ちになりました。

そして同時にふと、、

「地域密着型スノーボードを通じて白馬村のスキー場の活性化ができるのでは?」と思いました。

つまり白馬村のスキー場に行くキッカケをスノーボードというギアで作れるのでは?ということ

もちろん、五竜ナイターモデルのスノーボードで別のスキー場を滑っても全く問題はありません。

しかし、恐らくこんな方々が購入してくれたと推測しました。

▼購入してくれた方々▼(たぶん)
①白馬村に全く行ったことがない人
②昔、よく白馬村や五竜に行ってた人
③エイブル白馬五竜スキー場が好きな常連
④カービング用のハンマーヘッドが欲しかった人
⑤モンスタークリフを応援してくれている人
などなど。

今回、白馬五竜スキー場のご厚意によりスノーボードのご購入の方、全員にナイター1日優待券も付属しています。

つまり③以外の方々に対して五竜ナイターに行くキッカケや知るキッカケを作れたのでは?ということ。

まずは、ナイター1日優待券を利用し五竜モデルのスノーボードを持参してスキー場に行ってみる。

1回でも行けば、更に白馬村が好きになるかもしれないし白馬五竜スキー場が好きになるかもしれない。

そしてその一部の方が、今後の白馬村の常連になるかもしれない。

つまり今回、白馬村に来てもらうキッカケをスノーボードギアで作れたことには間違いない。ここに「大きな可能性」があると確信しました。

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「大きな可能性」とは「共創」で呼込むこと

下記の2つのグラフをご覧下さい。
白馬村は、コロナ前においてスキーを目的とした外国人観光客数は大きく増加しているものの、日本人観光客は年々緩やかに減少が続いている。つまり外国人観光客で成り立つ村であるということ。

しかし現在は、コロナの影響のより外国人観光客が激減している。今後の白馬村の課題の1つは、日本人のスキー&スノーボードの観光客を増やすことだと個人的に思っています。

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参照:https://www.vill.hakuba.lg.jp/material/files/group/2/03_73905883.pdf
参照:https://www.vill.hakuba.lg.jp/material/files/group/7/HAKUBAVALLEYTOURISM_Annual_Report_2020.pdf

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今回の発見:競争ではなく共創で観光客を地域に呼び込むことができる!

それぞれの地域に観光客を呼び込むことは、どこも大きな課題です。全国のスキー場は全力で取り組んでいます。

例えば、
リフトのリニューアル、お得な早割、景色の良いカフェ、人工降雪機、どこよりも早いスキー場オープンなどなど。

スキー場は、観光客を呼び込むためにどこも必死になって取り組んでいる。しかしこれらに共通していることは「他との競争で地域に呼び込む」ということ。

そして僕が、今回発見したことは「共創で地域に呼び込む」ということ。
この角度からの呼び込みは、誰もあまり取り組んでいない。

地域愛が詰まったクラフトスノーボードという「愛着のある道具」を通じて、ユーザー同士でもコミュニティーが強く生まれ、その地域に来てもらいスキー場でセッションして共に楽しみを創り上げる。

地域愛の詰まった共創は、その地域を好きになる大きなキッカケになる。そして「好き」は深い想いと大きな共感も生む。

「自分が好きな場所=100%自分らしくいられること」

今回、白馬村のスキー場に行くキッカケをスノーボードというギア開発で作ることができた。つまりそれは「共創」という角度で地域に観光客を呼び込める大きな可能性があると確信しました。

共創という角度で観光客を増やす方法&アイデアは、地域密着型スノーボード以外にも沢山あります。共創で観光客を呼ぶこむことこそ、これからの地域の時代のキーワードだと感じました。

今回、五竜ナイターモデルを購入してくれた方々から下記のような内容をたくさん頂き嬉しいです。みんなでセッションして共に楽しみ白馬村を創り上げていきたい。ー終わりー

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