現在為すべきことに
集中することが、
将来につながる
大切なステップです。

将来を思い煩うことなく、
現在において
取り組むべき課題に
焦点を当てるということ。

将来を心配している方や、
現在の行動に
迷っている方にとって、
後押し、背中を押して
もらえそうなことば。

この言葉はなんと、
スイスの哲学者
アミエル（1821～1881）が
『日記』に記した言葉が、
世界中に広まったもの。

彼は、
「日記は自己との密談である。
論文は論証しなければならないが、
日記は自己を観察し、分析し、模索し……」
などと書かれています。

彼は一日に、
四百字詰め
原稿用紙で換算すると3
4枚にもなる日記を
書いていた日も
あったという。

この箴言は
よく使われるもので、
その日その日を
真摯に生きていくことが、
自分の幸福につながる
という意味があります。

この言葉が
世界中に広まったのは、
世界中の人々が、
ドイツの理想主義の深い反映、
ロマン主義の魅力、
そしてフランスの道徳家のような
人間の本質を
洞察的に考察した
この言葉に
興味を持ったためだと
言われています。

これとニュアンスが
少し違ったことばも
彼の日記に記しています。

「今日なすべきことをなし、
明日なさねばならないことを考えながら
安らかな眠りにつけるほど、
幸福なことはない」