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【読書のキロク】私はイエローでグリーン?

こんばんは、"もっちゃん"です。
未だ研究や講義がはかどらず、またまた読書のキロクです。
今回は…特に教育を主眼とした本ではありません。

○今回読んだ本
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 著者:ブレイディみかこ 新潮社

前情報を調べるわけでもなく、書店でなんとなく買ってみた本です。
本屋大賞をとっていたか、タイトルは知っていたものの内容を全く知らなかったので、表紙だけ見て買ってしまいました。

表紙を見て、青春ものの小説かな?と思っていたのですが、そうではない!
味のある書きっぷりのエッセイ(?)でした。
とても読みやすく、サクっと終わります。

母ちゃんと息子のストーリー

新潮社の紹介をそのまま引用させていただきます。

優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。

新潮社HPより

内容について、ネタバレしてしまっても切ないので、書評的なことは書きません。
あくまで読書のキロクということで。

ただ、オススメはしたいです。
ちょっと違った観点からオススメポイントを挙げてみます。

オススメポイント①:ある意味、短編

教員をやっていると、何かと仕事が急に入ったりして、まとまって読書をする時間がとりにくいときがあります。

ただ、細切れに時間が取れるときもあります。

たとえば、自分の勤務校では、朝に全校で読書の時間が10分間確保されていました。
そういったとき、私も生徒と一緒に読書をしてみるのですが…10分はなんとも絶妙な時間!
一気に読み進めたい本だったりすると、とても消化不良の1日を過ごすことになります。

今回の本『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、親子の短めのエピソードがたくさん載っているスタイルです。

教員の隙間読書にピッタリだな、と思いました。

オススメポイント②:自分の凝り固まった感性を痛感

この本では、社会をとりまく諸問題を軽快に取り上げていきます。

いいな、と思うのは、母ちゃんと息子の対比。
どちらかというと私は母ちゃん寄りの思いで読み進めていました。

子どもの姿から気づかされることがたくさんある、というのを、改めて考えさせられます。

これまで道徳や総合の授業で扱ってきた社会問題に関しても、少し見方が変わったかもしれません。


本の内容に触れることはほとんどしませんが、この本はオススメです。
教員の方も、そうでない方も、ぜひ読んでみてほしいと思います。

この本自体は教育に主眼を置いたものではないと思います…が、我々が教育の現場で使う道は多々あるように思います。それこそ道徳とか総合とか、社会の教科の中でも。英語でも。

普段、あまりこういう本は読まないタチなのですが、とても自分にとって学びがありました。


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