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ドライブと、買い物と、迎え火を忘れた祖母〈帰省2日目〉

夕日と君に背を向けて 僕の未来は動き出す
バックミラーに映る街 目の奥に焼き付けた
色んな景色を見せてくれて嬉しかったよ
今度は僕が見せる番だから行ってくるんだよ
期待していてよ
黄色い車/Official髭男dism

今日は、母が運転する車に乗って
いろんなところに出かけた。
東京で車に乗ることはほぼないから
ドライブは、帰省した時の楽しみの1つだ。

運転席の母、助手席の自分。
「さとが大分に戻ってくるんやったら
 車買わんといけんなー」
「青いやつがいい」
「運転の練習もせんと」
意外と話が弾む。

ドライブ中は、面と向かうのではなく
お互い前を向いているから
気楽に話せるのかもしれない。

🚗🚗🚗

午前中はおばあちゃんの家に行った。
「迎え火をするのを忘れたけど、送り火はした」
という祖母の爆弾発言に
思わず笑ってしまった(笑いごとではない)
ご先祖様が、ちゃんと家に帰れてますように。

この前ニュースで
「今の若者は、お盆に何をするか知らない」
みたいなことを言っていた。

迎え火を忘れちゃったことはさておき
祖母がお盆の風習を大切にしてくれていて
それを身近で感じられるのは
ありがたいことだと思う。

🛍🛍🛍

昼からは買い物に行った。
母が服やら靴やらを買ってくれた。
就活で使うだろうから、と
新しいスーツも。

3人きょうだいの末っ子ということもあり
親に何かを買ってもらうのを
我慢することが多い。
いざ買ってもらう時も、値札を気にして
なるべく安いものを選んだりする。
これって給料何日分なんだろう、とか
考えてしまったりもする。

スーツとかはけっこう高かったけど
今日は「子どもだから」と開き直り
甘えさせてもらうことにした。
いつか自分の子どもにも
同じことをしてあげたい。
それが親への恩返しになるのかなと思う。

でも家に帰ると
やっぱりなんか申し訳なくなって
夜ごはんの準備を手伝い
おふろそうじをして
せめてもの感謝を伝えた。

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