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#112 読書録 僕の人生には事件が起きない

こんにちは!今日は僕の人生には事件が起きない ハライチの岩井さんが書いたエッセイ集を読み終わったので、気になったエピソードなどを残しておきます。

この本との出会いは、以前読んだわかりやすさの罪で引用されいたからだったと記憶しています。

わかりやすさの罪。本との対話が進み今までとは違った視点を得られたのでおススメです!

で、ここからは本題の僕の人生には事件が起きないについてです。


全体を通した読後感

ニヤニヤしながらさらりとあっという間に読了。頭を空っぽにして日常のあるあるから、筆者の独自な視点からの非日常エピソードまでバラエティーに富んでいてエッセイを読んだことがなかった自分としてはすごく新鮮で楽しめましたw 

日ごろの疲れのダメージが色々溜まっていた土曜日の午前中に手にとり読み始めて、一気読み。心身共に疲れている人にでも読める癒しがあります

きっと、読む人によって刺さるエピソードは異なるのかな?と思い、後々この本を読んだ人とワチャワチャ語れることを祈って、自分に響いたエピソードを3つ載せておきます。

響いたエピソード3つ

食べログ信者の僕が3.04のお店に行ってみた

一つ目はこれ。この本の中で一番笑いました。このnoteを書くためにまた、このエピソードをさらりと読み返して笑ってしまいました。

中身のネタバレは避けたいので、このエピソードが刺さった構造をいうと、食べログポイントが高くないお店にリスクを承知で飛び込む。

そして、ことごとくなんでそうなってしまうかなーという笑えるハプニングに出会っていく。ハプニングに対して、全力のユーモアで返すか、ココロのなかで強烈なツッコミをするかなど抵抗がコミカルでひたすら笑えます。

日常の出会いをどういう角度で切り取るかでこんなにも生き生きとしたエピソードに仕上げてくる所にもいろいろ気づかされたのでランクイン。

仕方なくあった昔の同級生にムカつかされる

これは、同窓会をテーマにしたお話。その中でも同窓会を率先して開く人に対するディスりに共感するところがあり、自分も気を付けなければなーと気づかされたので選びました。

同級生同士で集まった時の話題が毎回一緒というあたりは、もう20年以上前の同窓会に参加した時に感じたのでわかるーとなりました。

そして、会いたい友達とは同窓会が無くてもあっているというセリフにも納得。そうだ、連絡とってるわ!となりました。

ここについても、スカッとするエピソードがあるのですが、ネタバレは野暮なのでこの辺で。

空虚な誕生日パーティー会場に魚雷を落とす

上記2つは、自分にとってもあるある出し、日常のエピソードですが、これだけは非日常。そして岩井さんのイメージ通りのお話。

ざっくり書いておくと、全く知らない女性の誕生日パーティーに参加するお話。参加の意思決定の思考の流れや、準備、そして当日のふるまい。ドキドキエピソードに色々と揺さぶられます。

一方的に知られている人に起こる非日常を体験する事ができるので超絶おススメ。書きながらクスクス笑っていますw

まとめ

自分にとっての初のエッセイ集。イヤー芸を磨いている人の書く文章って面白い。しっかり落としてくるし、それまでの思考過程と行動がいちいち面白過ぎます。

このタイトルのように人生における事件というより自分の日常の解像度を高めるとここまで面白くとらえる事ができるのかと新たな視点がもらえます。

とりあえず、食べログの点数が低い所に行きたくなっています。

もし、まだこの本に出合っていない方がいたらおススメしておきます!!

ではでは

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