Satoshi "Yak"Yamaguchi

スノーボード通訳士など

Satoshi "Yak"Yamaguchi

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最近の記事

【スノーボード通訳】November / ARTISTE 154w 24-25 レビュー

『え、最近のツインて、こんなに踏み込めて切れるんですね。』 近頃はめっきりパウダーボード、フルツインのボードに乗ったのは十数年ぶり、、 最近のフリースタイル事情もキャッチアップしようと思い、フラッグシップと名高いARTISTEを試乗した感想がこちらでした。 時間の都合で1本しか滑れず、全然引き出せなかった残念。 まず見た目から。フリースタイル感の溢れるグラフィック、こういうのはカッコいい、悪いではないのよ。 「俺ももういい歳だしさ」と、単色にしてみたり木目調にしてみたりと

    • 【スノーボード通訳】November / C-KENTIAL 156 24-25 レビュー

      とにかく時間がなかったため、写真が一枚もありません。 アウトラインだけでも見せられると良いのですが、このボードは情報が少ない。 ボードが沢山あってどれを選べば分からない中で、直感で選んだのが 【C-KENTIAL(シーケンシャル) 156】 来期からの新作で156のワンサイズらしい。 試乗会の時のボードは真っ白なグラフィックのデモボード、実物は綺麗な青のトップシートで、来期のNovemberはパウダーラインこれで統一しているみたい。 アウトラインから見ていくと、フリースタ

      • 【スノーボード通訳】November / Mountain Fox 158 24-25 レビュー

        ものすごくタイミングよく試乗会に遭遇してNovemberの来期ボードに乗ることができました。乗ることができたのはMountain Fox158, C-KENTIAL, ARTISTE 154wの3本。 写真を撮る時間もなく、白馬五竜とおみゲレンデとGoryu Wavesで2本ずつ乗っただけですが、できる限りのアウトプットをしてみました。 まずはMountain Fox 158 パウダー+フリースタイルと伝えたところ、まずは、とこちらを勧められた。 パウダーボード感のある幅広

        • 【スノーボード通訳】Salomon / HPS Taka 158 18-19

          天下のサロモン様のレビュー HPS Taka 中井孝治シグネチャー 1stモデル フレックスについては、一般的には硬い柔らかいで表現される。スペック上での表現ならば、柔らかい部類だが、感覚としては”しなやか”かつ”ハリがある”という表現がしっくりくる。手に取ると感じる感触は、工業製品(プロダクト)というよりは工芸品(クラフト)のような趣きすらある、それはデッキが竹だからというだけではないはず。 セットバックされたインサートホールとキャンバーに目を向けなければ、アウトライン

        【スノーボード通訳】November / ARTISTE 154w 24-25 レビュー

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Garagara

          スティープなオープンバーン、八方尾根ガラガラ沢を滑るために設計されたスノーボード。 既視感のあるシェイプ。そう、カップアイスについてくる木のスプーンのような形をしている。 AlpsモデルはこのGaragaraのシェイプを一部継承しているという。 有効エッジは短めで、ワイデストポイントからノーズまでが長く取られている。White Space のMontanoとは逆の発想にも見える。 TDHには珍しい、低めのキャンバー、ノーズテールのキックも抑えられている。 パウダーボードで

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Garagara

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / 稗

          ファースト、ノートラックを滑るため、ターンは捨てたパウダーチョッカリ専用という、突き抜けたボード。まずアウトラインから発せられるオーラというか、面構えが違う。プロダクトとして完成された雰囲気をまとっている。 レングス162cm、ワイドで長いノーズに対して、セットフロント気味に付けられたインサートホール。 テールが絞られたスワローは、表層の雪を引きずることなく、抵抗を最小限に抑えつつ、安定感を保つ。ノーズが浮かないように雪面を抑えつける効果も持っている。 60cmオーバーの

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / 稗

          【スノーボード通訳】White Space / Montano 152

          Montano 152 ショーンホワイトのブランドWhite Spaceに乗る機会があったため、3日間の短いお付き合いでしたが対話してきました。 マウンテンモデルのMontano 152です。 トップシートにカーボンが使われているとのことで、どことなく高級感のある質感、グラフィックの発色も良い。しかし、同価格帯の高級ボードとは違った、工業製品的な無骨さも感じさせる佇まい。ザ・スノーボード感。 最近流行りの角ばったノーズを持つディレクショナルシェイプ、テール形状はハーフムー

          【スノーボード通訳】White Space / Montano 152

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Alps

          昨シーズン、テストライドをしたAlpsモデルが販売開始5分で売り切れ。私も嬉しいので、スノーボード通訳士としてレビュー(言語化)しました。 ショートファットを思わせるアウトラインだが、157cmのレングス。パッと見では、オーバーフローな印象を与えるかもしれない。 ファットなノーズはパウダーを面で抑え、それがターン時の浮力を生み出している。踏み込んだ分、雪面から押し戻される感覚を感じることができる。 緩斜面パウダーでは、テールを踏み込むことでノーズがポップアップし軽快な3次元

          【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Alps