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人間が成長する為には痛みを伴う〇〇を受け入れるしかないって話

「これはこうした方がいい」
「こっちのやり方の方がいいんじゃないか」
みたいなアドバイスを受けることって結構あります。

自分の仕事の結果に対してのコメントって時にはグサッと刺さることがあります。
その痛みってなかなかで、度が過ぎるとかなりのストレスです。

でも、そういった意見はちゃんと聞いた方が自分の仕事の結果は100%よくなる。というのが今回の話。

●フィードバックとは?


自分の仕事への批判や意見は「フィードバック」といいます。
前述したけど、フィードバックを受けるのはかなりの苦痛をともないます。

自分ではしっかりできていると思っても、他人の目から見たら必ず隙があるし、改善する要素があるからです。

他人のアラを探すのって簡単じゃないですか。
誰がどうやったって見つけようと思えば見つかるもんです。

でも、このフィードバックがあるから、人間は成長できる。
なぜなら、この指摘・批判は自分の目からは見えない部分の指摘だからです。

別の角度からみたらこう見えるよ。というのを教えてくれているわけです。
素直に考えると「おお~ありがたい。これでまたひとつ成長できた」と思えるのですが、それがなかなかうまくいかない。

その時の事情や、自分の目にしか映ってない部分が完全に無視されるからです。あくまで“結果”に対しての指摘・批判だからです。

Aにした方がいいのはわかってるけど、事情があってどうしてもBにした…
というその“事情”はほぼ無視です。

BよりAの結果の方が良いのがわかっているなら、なぜAにする努力をしなかったのか?という指摘を受けるのがフィードバック。

そこに「いや…事情があって…」という甘えは許されないわけです。

●100%素直に受け入れることなんて不可能


そんなことをひたすらに言われるので、素直に聞き続けるのはほぼ無理です。感情が邪魔をします。誰だって自分の悪いところを改めて見たくはないですよね。
なによりその言葉は「自分を否定されている気分」になります。

出来事に対する批判で、個人の否定ではないことは頭ではわかっていても、「評価がまた下がってしまったのではないか…」「また俺が悪いのか…」とネガティブになっていきます。

●フィードバックに対する考え方

僕自身も経験があります。
毎日のように散々に仕事の成果に対して言われました。
言われすぎて心がマヒするくらいに。

それだけ言われると「じゃあ、お前は言ってること完璧にできるのかよ?完璧にできないこと人に言うんじゃねーよ」という気分になります。
そうなるともう最悪。何を言われても「ムカつく」以外の感情が生まれません。心を閉ざしてしまうようになります。

そこでどれだけ自分の考え方を変えられるか?が重要になります。
僕が意識的にやったのは3つ。

・我慢
・時間を開けて冷静になる
・何をしたら自己成長に繋がるか考える

フィードバックさえ素直に受け止められれば、自己成長できることはわかっていたので黒い感情をまずは我慢。
あとで冷静に状況を考える。自分の事情と相手からの見え方を考える。
一晩でも二晩でも冷静になると、意外と自分の思い込みが原因だったり、相手の言っていることの方が正しいかもしれない…
と、思い始めます。
そこまでいったらあとは簡単。どうやって直せばいいか考えるだけです。

それを繰り返しているとだんだんと自分の考え方、仕事の精度が目に見えて変わっていきます。

●一番怖いのはフィードバックが全くもらえない環境


自分の思った通りに、自分のやりたいように仕事が出来る環境って理想です。なんのストレスもなく仕事できるわけですから。

でも、これって結構危ない状況です。
なぜなら仕事が独りよがりになるからです。悪く言うなら裸の王様になってしまう可能性があるということです。

僕の知っているオーナーシェフはフィードバックが自分への絶えないように、定期的に先輩や仲間と話すことで意識的にフィードバックを得るようにしているそうです。
フィードバックのおかげもあってか、10年以上安定してお店を経営出来ているみたいです。

●まとめ


もしあなたが今フィードバックをもらえる環境にいるのなら、今は耳が痛いしストレスかもしれませんが、なんとか受け入れる度量を身に着けておくべきです。

そうすれば確実に自分の仕事はよくなるし、自分の器量も上がっていきます。
筋肉も同じですが成長には痛みを伴うものです。

もらえるフィードバックと環境を大切にしてください。

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