古田聡

研修の効果測定をベースにした人材育成コンサルティング会社、スタンスの代表です。 htt…

古田聡

研修の効果測定をベースにした人材育成コンサルティング会社、スタンスの代表です。 https://stance.jp/ バスケが好きでミニバスのコーチを5年した後、今はB2の越谷アルファーズに関わっています。

最近の記事

新しい期に入るにあたって

4月からスタンスは新しい期に入りました。 まずは1年間、お付き合いいただきましたお客様とメンバーのみんな、そしてパートナーの皆様に心からお礼申し上げたいと思います。 大きなトラブルもなく1年を終えることが出来たことは皆様のご支援とお力があってのことです。 本当に有難うございました! 今回は、先期の振り返りと今期の展望について共有させて頂きます。 もしよければお付き合いください。 ▼先期の数値目標の結果と所感 残念ながら目標には届かず、昨年とほぼ同じ結果となりました。僕ら

    • 行動変容の核たる考え方「CGCモデル」

      前回書いた、Webワークシート(ViewGram🄬)の話が思った以上に多くの方から反応があり、やってみたい、作ってみたい、というお声がけを頂きました。お読みいただき、そして早速行動に移していただきありがとうございます。 例え同業の方であろうと人材育成に熱を帯びながら活動されている方は、勝手ながら同志だと思っていますので、気になる点があれば遠慮なくお声がけください。 さて、もう一つ我々が大事にしている研修の”型”をお伝えします。 もしよろしければお付き合いください。 今回も

      • 研修ワークシートをWebにしてみたら…

        年度末に向けて、半年~1年間かけて進めてきた育成プロジェクトの報告書を書く機会が多くありました。そこで我々スタンスが行っている、いわゆる”研修報告書”について、お伝えできればと思います。 立場役割が異なっても、例え、競合先の皆さんであっても、プラスになるお話ではないかと思います。 もしよろしければお付き合いください。 ▼なぜ、Webワークシートを使っているのか? 私(弊社)は、受講者に考えてもらうワークシートはWebに入力、受講者の皆さんにその内容をメールで飛ばす仕掛けで

        • 研修のアンケート満足度が最低だった件

          数か月前に実施をした研修のアンケート満足度が低かった。 どうやら今年度その会社さんで実施をした研修の中で、アンケート満足度がワーストだったようだ。 常日頃から、研修のアンケート満足度には否定的な僕らではあるが、今回は流石にこたえた。 シリーズ化の研修最終回、冒頭急遽プログラムを変え、人事の方と僕で研修や課題の意図/背景と共に、一部謝罪と僕らの思いを伝えた。 共感/納得してくれとは思わないけど、それを伝えるしかなかった。 その研修は出来はどうだったか、それは受講者の感性

        新しい期に入るにあたって

          コミュニケーションの活性化が、逆に組織を疲弊させているかもしれない…

          ご挨拶が遅れました。皆様、本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 新年早々大変なことが起こり、色々思うことはありますが、私にできることはしっかり仕事をして経済活動を止めないことなんだと思っております。 さて、今回のテーマは”組織におけるコミュニケーション”。このコミュニケーション、確かに大事なんですが、無条件でのコミュニケーション絶対論はどうなの?という問題提起。 では、今回もいくぞー!テッテレー! ▼忘年会で感じた、日本料理屋さんでの職人さんのお仕事 昨年、スタンス

          コミュニケーションの活性化が、逆に組織を疲弊させているかもしれない…

          特許を取得しまして…

          今まで人材育成にテクノロジーを注入し、様々な観点で定量化を試みてきました。その流れの中で、2024年10月、特許を取得することが出来ました。 まずはここまでサポートしてくれたメンバーのみんな、協力してくださいました知の巨人の皆さま、そして、同じ理想像を見ながら前に進めてくださいましたお客さまに心からお礼をお伝えしたいと思います。 本当にありがとうございました。 この特許は、(シンプルに言うと)研修で得られるデータとAI(内容はML:機械学習)を用い、研修受講者の能力の可

          特許を取得しまして…

          組織開発が目指すところはどこですか?~組織開発の4段階を考えてみた~

          年末ということもあり、お客さまや同業の方々と夜の席をご一緒することが増えました。酒の力も借りて、本来私がいつも思っていることをその場に投じ、白熱議論することがあります(てへっ)。その中でも組織開発の文脈で、私の考えていることを整理しました。もしよろしければお付き合いください。今回は(も?)敵を作るかもしれないですが、そんなことは一切気にせず行くぞ~!テッテレー! ▼”組織開発って何ですか?”という問いに対し、明確に答えられない人が多くありませんか? 初めてお会いした時に相手

          組織開発が目指すところはどこですか?~組織開発の4段階を考えてみた~

          社会人の研修でも”学級崩壊”がやってきた。

          秋は若年層向けのフォロー研修を多くご支援させて頂く季節です。今年も多くの若い人たちに出会いました。数社担当させて頂くことで、それなりの違いも感じました。その”気づき”を今回も徒然と。。。 実は、若手の研修に関する投稿って、思っていたよりもビュー数があるんですよね。 例えば、こちら。こちらは私が書いてきた中で最もビュー数が多い投稿です。 続いてこちら。こちらは2番目にビュー数も多いですし、お会いした方でも、この記事をネタに雑談が弾んだりしました。 さてさて、今年も感じたこ

          社会人の研修でも”学級崩壊”がやってきた。

          最近立て続けにコンペで負けて思うこと

          弊社は4月が期のスタートで、あっという間に半年が過ぎました。今まで研修や育成関係のことを色々書いていましたが、今回は弊社の現状と今後に向けて。ほとんど自分に対するボヤキです。 特にここ一ヶ月は、立て続けにコンペで負けたこともあり、珍しく”しゅん”としてしまっています。この現状を私がどのようにとらえているか、言語化してみました。 もしよろしければお付き合いください。 ▼身辺回りを再点検しよう それぞれの役割において、しっかりできているかどうか、今一度見直そう。 挨拶、お礼、

          最近立て続けにコンペで負けて思うこと

          慶応高校野球部のようなマネジメントスタイルが、すべての組織に通用するのか?っつーお話

          先日、元上司であり、私にとってファシリテーションの先生のような方から、メッセージを頂きました。 本当におっしゃる通りで、企業研修を行う立場としては取り上げるべき題材がいくつも出てきました。その中でも私が最も興味を持ったのは、慶応高校の甲子園優勝でした。今回はそのことについて、ダラダラと記載しました。もしよろしければお付き合いください。 いくぞー!テッテレー! ニュースや記事を見る限り、慶応高校の野球部のマネジメントスタイル(監督の指導方針や運営方法)はいわゆる一般的な管理

          慶応高校野球部のようなマネジメントスタイルが、すべての組織に通用するのか?っつーお話

          ”マネジメントスタイル”が、少し変化しているのではないか?という雑感

          本当に暑い日が続きますね。先日出張でしばらく東京を離れていて、帰ってきたらひまわりが大きく育っていたので驚きました。こんなことを感じていると、あっという間に秋になるんだろうな、と今から秋の訪れを待ち遠しく思っています。 今まで研修の効果測定の話を多く書いていましたが、今回は研修で感じた最近のマネジメントの話をとりとめなく。高尚なマネジメント論云々ではなく、研修をやっていて感じた、結果を出しているマネジメントに少し変化が出てきているのではないか、というお話を自分の備忘含めて書

          ”マネジメントスタイル”が、少し変化しているのではないか?という雑感

          行動変容に興味関心のある人事さんの動向を、僕なりにまとめてみました

          ジメジメ・ムシムシしていますね・・・。 この季節にもっとも映える、アジサイが結構好きで、道端に咲いているとついつい覗き込んでしまいます。 綺麗さ というよりも花びらが対称的に咲いている構造的な美しさにいつも惹かれてしまいます。 心は結構オトメな感じです、ワタクシ‥・。 さて、6月はHRカンファレンスをきっかけに、多くの人事の方と意見交換をさせて頂きました。大事だと感じた部分や気になったご質問に対する私なりの回答をまとめてみましたので、もしよろしければお付き合いください! い

          行動変容に興味関心のある人事さんの動向を、僕なりにまとめてみました

          2023年新人研修を担当して感じたことを率直に言葉にしてみた

          しばらくご無沙汰しておりまして、大変失礼いたしました。4月から複数の会社の新人研修を担当し、有難くも忙しくさせて頂きました。 コロナが明けて対面型の研修となり、そこで感じた私なりの今年の新入社員の傾向を言語化してみました。 さ、いっくぞ~! ▼体力がない まず率直に感じたのはこの点。人によって差はありますが、例えば終日研修をすると15時くらいの休み時間には、机にうつぶせ寝をする方が増えました。 →身体的な体力もありますが、思考の体力(集中力)ももう少し鍛えなければならない

          2023年新人研修を担当して感じたことを率直に言葉にしてみた

          世代間ギャップがなぜ起こるのか?を複数社・複数階層の研修を担当しての私なりの洞察

          皆様こんにちは!スタンス古田でございます。 2月は少し忙しく、いくつかの会社の研修を担当しました。 そこで、よく言われる世代間GAPはそもそも何なのか、を様々な生の声の情報ピースを集めながら、私なりに洞察をしました。 もしよろしければお付き合いください。 結構マジな話です。 ●世代間ギャップは、”プロの定義の違い” 若年層は会社や上司のことを”昭和”と言い、マネジャーはメンバーを”最近の若者は”と言う。 昔から言われていたことではありますが、最近本当に研修でよく話される

          世代間ギャップがなぜ起こるのか?を複数社・複数階層の研修を担当しての私なりの洞察

          一周回って研修での"気づき"って、やっぱ大切だと思った話

          年があけて、あっという間の一ヶ月でした。 若い時に比べればスロースタートでしたが徐々にアクセルを踏み、2月はしっかり走りたいと思います。 さて、対面の研修が復活しはじめてきました。 対面だと受講者から受け取る情報量が圧倒的に異なるので、研修の質を高めるのであれば、やはり対面の方が良いです。 その中で、改めて受講者の"気づき"について、今回はそのことについて書いてみたいと思います。 もしよろしければお付き合いください。 ▼受講者の気づきは、人によって異なる、という当たり前

          一周回って研修での"気づき"って、やっぱ大切だと思った話

          令和の働き方とは?を平成生まれの方々に聞いた、昭和生まれの研修講師が感じたこと

          新年明けましておめでとうございます。 昨年は大変お世話になりました。多くの方々に刺激を頂き、成長痛を味わった一年でした。今年もしっかりお客様の期待に応えられるように、健全な歩みを進めていきたいと思っています。 さて、昨年秋から冬にかけて、若年層(1~3年目)に向けた研修を複数の会社で担当させて頂きました。 鬱積していることを掃き出し、成長の発射角を整えてほしい、という会社さんからのオファーが多く、彼らの声を沢山聞きました。 その中での彼らの問答や私が感じたことや聞いたことを

          令和の働き方とは?を平成生まれの方々に聞いた、昭和生まれの研修講師が感じたこと