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「書けるひとになる! 魂の文章術」を読んだので久しぶりに文章を書いてみる

アマゾンで「最大50%OFF Kindle本 ビジネス書キャンペーン」というのを昨日から9月16日(木)までやっている。

こないだのセールでFire HD 10を買ったこともあって、つらつらと安売りされているKindle本のタイトルを眺めていたら、「書けるひとになる! 魂の文章術」という本が499円という買いやすさもあって目についた。著者はナタリー・ゴールドバーグというユダヤ系アメリカ人。

ぼくは昔から外人コンプレックスというか、音楽なら邦楽よりも洋楽を聴いている方がかっこいいんじゃないか?とか中原中也よりランボーを読んでる方がオシャレでしょう?という安っぽい価値観があるので、デザインやマーケティング、そして自己啓発とか文章の書き方みたいなジャンルの本は海外の人が書いたものを翻訳したものの方がすんなり頭に入る(根性が足りなくて原書が読めない)。
ふたつあったレビューが5つ星だったのを確認して注文を確定し、さっそくiMacのKindleで読み始めた。

読んでいるうちに、どうも時代的に古い感じがすると思ったら、最初に書かれたのは1986年と35年前だった。
ということは今55歳の自分が20歳のときにアメリカで出版されたということだ。どうりで。

内容的には、文章術とかテクニカルな話ではなく、文章を書くための心構えとか、ナタリーさんの個人的なエッセイとかそういう感じで、リラックスして読めるものだった。とは言え、ただ読むのではなく、まずは書けと書かれていたので、珍しくテキストエディットを使ってポチポチと文章を打ってみた次第。

「書けるひとになる!」の前書きにあったジャック・ケルアック(それこそ20歳の頃に「オン・ザ・ロード」を読んだ気がするのだが…)の4つのセンテンスにやたらと心を打たれてしまったので引用する。

Accept loss forever
損失を永遠に受け入れよ。
Be submissive to everything, open, listening
あらゆることに対して素直であれ、心を開き、聞き耳をたてよ。
No fear or shame in the dignity of your experience, language, knowledge
自分の経験、言葉、知識の尊厳を恐れたり恥じたりしてはならない。
Be in love with your life.
生きることに恋せよ

まだ1/3程度しか読めていないけど、「魂の〜」なんてタイトルにあるだけあって、どのページを読んでも、とても示唆に富む、心の深いところに響く文章ばかりで、すばらしい本。訳もよくて読みやすい。


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