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チーム・協調・和に必要な3つの要素。

管理職時代、どうすればチームのメンバーが協力して仕事を進められるか、ずーっと考えていました。というのも、会社都合で寄せ集めメンバーだった事と、そのまま業務も持って継続していた事もあり、皆バラバラやっていたので、その状況を打開したかったからです。で、結論から行くと、私の環境の場合は最低限、下記の3つが必要だという事に辿り着きました。

協調サイクル

最初にチームメンバーに見せた時は、「へー」見たいな感じでしたよ。が、徐々に皆で分担して作業するようになっていき、有事の際には皆で話しながら勝手に分担するようになりました。これだけという分けではないのですが、最低限という事で、3つの要素について少し書いてみます。

【情報共有】

まず、誰かを手伝うには誰が何をやっているのかを知らなければなりません。それまでは、何をやっているのか、どういう進捗なのか、何もありませんでしたが、そういうものを残すようにすると、それぞれが確認し、拾えるようになります。キッチリ、カッチリやり始めると大変になってしまうので、ある程度情報が共有できるようになれば良いです。例えば、スケジュールと進捗さえ分かっていれば出来るよねという事であれば、それだけ残していけば良いです。この辺りは仕事の内容にもよるので、都度調整しながらどんな情報を共有すべきかを決めて行けば良いと思います。

【多能工】

全員がバラバラな事をやっていて、それぞれがそれぞれの作業しかできなければお互いを手伝う事が出来ません。最初は寄せ集めのチームだったので、皆やる事が異なっており、そもそも情報共有しても、言っている事、書いている事の意味が理解できないので、情報共有自体も殆ど意味が無かったです。なので、ある程度期間を区切ってそれぞれの担当を交代していきました。そうする事でお互いが何をやっているのかの理解が進んでくると、情報共有の効果が上がっていきます。また、お互いに業務を説明していくことで手順書や資料がブラッシュアップされました。

【ゆとり】

これが結構見落とされがちな要素であり、超重要な要素だとも思っています。そもそも、自分に時間的にも気持ち的にもゆとりがなければ誰かを手伝うなんて事しませんよね?自分の食糧やお金がギリギリの状態で人に分け与えられないのと一緒だと思うんですよ。なので、ゆとりがない状況でいくら「協力しろ!」なんて叫んだって誰もしません。という事で、最初、ゆとりを作る所から始めました。というのも、そもそも多能工にしていく為の時間が取れなかったからです。という事で私の場合は止められるものを止め、仕事を断捨離し、ゆとりを確保する事を最優先に進めました。で、その後はそのゆとりをキープしつつ、多能工を進めていきました。

後は、チームワーク的行動を取れる人を評価したり、スゲーなぁってチーム化できると仕事の進みもスムーズになります。↓の絵は、チーム化する前の状態とチーム化した後の状態です。

一列並び

フォーク並び

チーム化する前の状態では、一人休むとその人が担当する業務は止まりますが、チーム化した後の状態では、一人休んでもどの業務も止めずに出来ます。また、その時の状況によってやるべきタスクの優先度が変わったりするのですが、その時も柔軟に且つ一気に対応していくことが出来ます。正直言うと、チームワーク的な事が苦手な人もいますが、まぁそれも人間なんでね。

最後に、

チームワークの悪いチームとチームワークの良いチーム、どっちに所属したいですか?

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