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収納家具は、増やさない

春の大掃除、終わりが見えてきた。

ウォークインクローゼットの貴重なスペースを埋めていたモノを処分したことで、扇風機や布団乾燥機などの家電を「見えないように」収納することが可能になった。

圧迫感の強いウォークインクローゼットだったが、動線が確保できたことで移動がスムーズになり、用事がなくてもつい開けてしまうくらい綺麗になった。


今回の大掃除の際、心掛けたことがある。

収納グッズは増やさずに使い回すこと、である。


仕切りやポリプロピレンの容器、かごなど、何かを纏めるためのモノを新しく買わないと決めて掃除を開始した。

スペースが空くと、つい新しく収納家具・収納グッズを買ってしまいがちである。
新しく「収納=仕舞うためのモノ」を買うことで、そこにモノを入れたくなってしまう。つまり、モノが家の中にどんどん入ってきやすい環境になってしまうのである。


「絶対に必要、ないと困る・不便」
そう思うまで、まずは収納家具・収納グッズは買わずに生活してみることをお勧めする。

今まで別なところで使っていた収納家具を試しに使ってみたり、別な場所にしまうことを検討してみる価値は十分ある。

もしどうしても不便で収納家具を買うことになったとしても、しばらく「ない」生活を送っている間に仕舞うモノの量を正確に把握することが出来るので、無駄に大きな収納を買うような失敗も起きにくい。


今回、夫婦でそれぞれ使っていた衣装ケースやチェストの使い方を改めたことで、衣装ケースが4つも空くことになった。
これによって服の配置や家電・本の収納場所を変更することができ、以前よりも快適に効率よく場所を使うことが出来るようになった。

空いた衣装ケース4つは、生活雑貨や文房具類を仕舞って「用途検討中」である。

不用意に収納家具を買ってしまった、苦い経験

空いたスペースに可動式の引き出しがあると便利な気がする、と思い、深く考えずに「そこに置けるサイズの引き出し」を購入して後悔した苦い思い出がある。

洗剤を入れたりゴミ袋を入れたり、確かに便利と言えば便利だった。

しかしその代わり部屋のスペースが圧迫され、掃除の度に動かさなくてはならなかったり、引き出し内のモノが動くので追加で仕切りを購入しなくてはならなくなったり、最終的には管理が面倒くさいという気持ちの方が強くなってしまった。
引っ越しの際に処分したのだが、資源を無駄にしてしまったという罪悪感が残った。


ミニマルでシンプルな生活を目指すのであれば、収納の数はむやみに増やさない方が良いだろう。

本当に必要なモノなのか、自分を喜ばせてくれる・快適にしてくれるモノだけを選び抜くためには、考える時間が必要である。




モノを減らしたいのに減らせない人には、全力でゆるりまい師匠のコミックエッセイをお勧めします。どんなに本を減らしても、ゆるりさんの本だけは手放せない!

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