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年を取るということは人生の答え合わせである

こんばんは創です。
地元で長年ケアマネの仕事をしてきました。最初は同級生のおじいちゃんおばあちゃんに関わり、そのうち両親世代になり、極稀に同級生自身が相談対象者になることもあります。
それで感じるのが、かつての同級生にも若々しい人もいれば、昔の面影が全く無く老け込んでいるような人もいます。

若い頃には問題がなくても、乱れた生活は無理がきかなくなってくると糖尿病や脳血管疾患などの成人病に繋がってきます。
このことは知識として理解されていますが、実感として感じるのは年を取ってからなんですよね。

他に例えば引きこもっている子供が親に暴力を振るう等のケースを紐解いてみると、過去には親から虐待を受けていたりすることがあったりします。そこまでいかなくても、他の兄弟と比較して見下すような言動はあったり、今の被害者は自覚のない加害者であることは多いです。
家族関係が高齢になってからうまくいかなくなっているのは元々に問題があり、力関係で親が子供を押さえつけていたのを立場が入れ替わったため発生したということだと想います。

そう考えると自分が高齢者になった時に幸せな人生を送れているかは今現在をどう過ごせているかによる部分が大きいです。
健康面はもちろんですが、他人や家族との付き合い方も大事にしていかないとつけを支払うのは自分です。
70歳代までは自分で何かとできますが問題は80歳後半ぐらいからですね。

若い方に結婚したくないという方が増えているそうですね。
私も20代の頃は「40歳まで生きれば十分。その先の人生には意味がない」と本気でそう思っていました。今考えると恥ずかしいですね。。。
人間年を取れば考え方が変わるのが普通です。
今はそれで良いと思っていても後で後悔しないようにしてもらいたいものです。
この話をしていて思い出した方がいます。90歳以上の独居男性ですが結婚歴はありません。
いわゆるゴミ屋敷に住んでいて、それこそネズミが屋根裏を走っている音が聞こえるようなお宅です。
その方がヘルパーの訪問を止めたいと言い出して、なぜかと聞いたら「いつまでもヘルパーに頼っていたらお嫁さんがもらえない」ということでした。
どこまで本気なのか分かりませんが、その方は寂しくなく日々楽しいということです。
何が幸せなのか、それは当人しかわからないですね。


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