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情報収集術まとめ 読書記録#36

限られた時間で、自分が目的とする情報を得て、アウトプットするため」の情報収集のコツを、本3冊を参考にまとめています。
情報をうまく付き合って、自分の生活に生かしていくためのヒントになればと思います(^^)

参考にした本は次の3冊です。記事の最後に本のリンクと、その本の概要を載せています。
・『理解する技術 情報の本質が分かる』, 藤沢晃治
・『コンサル一年目が学ぶこと』, 大石哲之
・『課題解決のための情報収集術 21世紀スキル』, 河村有希絵

情報収集のポイント

情報収集の前にやること
1.「課題」を定義する
2.調べる道筋を立てる
3.自分の意見をもって情報にあたる

情報収集の作業中にやること
4.全体像の把握
5.情報の取捨選択

ポイントを詳しく

1.「課題」を定義する

情報収集の前にまず重要なのは、課題を明確にすることです。情報収集をする際には、多くの場合アウトプットが求められます。
仕事でのプレゼンや個人のスキルアップなど様々ですが、仕事に関することか個人的なことに関わらず、誰が何のためにその情報を必要としているのか、どのような疑問に結論を出したいのかという課題を明らかにすることが大切です。
この目的の設定の仕方によって、集める情報が大きく異なってきます。また、限られた時間で大量にある情報の中から、自分が求める情報を「選択する」ためにも重要になります。

2.調べる道筋を立てる

情報収集の目的を定めたら、すぐに作業を開始するわけではありません。次に行うのは、情報収集のゴールに至るまでの道筋を検討することです。
道筋を立てるために、
・ゴールまでの現在の自分の立ち位置、アウトプットの相手の立ち位置はどこか
・どのような情報が必要なのか
・情報の入手は何から行うか(人に聞く、本を読む、インターネットで調べるなど)
などについて検討します。最初の立ち位置とは、自分やアウトプットする受け手の、情報や結論に対する知識のことです。前提となる知識がどれほどあるかで、調べるべき情報が変わってきます。
知識が乏しく道筋が立てられない場合は、人に聞く、文献を調べるなどして、まず道筋を立てることを目標とします。その後、課題のための情報収集に移ります。

3.自分の意見をもって情報にあたる

情報をインプットする前に、自分の意見をもつことが効率的なインプットには大切です。『コンサル一年目が学ぶこと』の著者である大石さんは、”ビジネス能力の向上には、情報量ではなく考えること”が必要だと述べています。また、『理解する技術』の藤沢さんも、キーポイントやその情報の内容を予測してから、情報にあたることを勧めています。
これは、時間的メリットに加え、記憶に残りやすくなるというメリットもあります。

4.全体像の把握

これらのステップの後に、実際の情報収集の作業が始まります。次のポイントは、「木を見て森を見ず」という状態に陥らないことです。本であれば、まず目次に目を通します。ニュース記事や雑誌など、目次がない情報源についても、全体に軽く目を通し、自分なりの目次を頭の中に作ります
こうすることで、情報のサイズを小さくし、脳が理解しやすくする効果があります。また、自分が求める情報を重点的に読むことも可能になります。

5.情報の取捨選択

情報の取捨選択は、情報収集の作業中、作業後の両方に関わります。情報収集中は、すべての情報を丁寧に拾わず、広く浅くを意識しながら読みます。そして、特に重要な情報にあたったときに、部分的に深くします。また、情報の信憑性のチェックも必要です。数値やニュースソース、論理的つながりなど、情報にだまされないために気を配ることが大切です。
また、情報収集後も、最初に自分が設定した「課題」に必要な情報かを精査し、情報を取捨選択する必要があります。

感想

情報収集について知る中で、一番驚いたのは、実際に情報収集を行う前の準備がとても重要だということです。私は、「収集」作業自体に意識がおかれがちで、その目的は何か、どのような情報をどのような段階を踏んで集めるのか、という意識が抜けていました。その重要性を気づけたので、今後は、
情報収集の前に「考える時間」を設けたいと思いました!

参考にした本


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