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食事における親子の役割を分ける

都立大さわだ助産院です。
授乳育児支援、離乳食、偏食のご相談までお受けしています。
気づくと食べることばかり支援しています。
そう、私が食べることが好きだから。
いつもおいしいお店やかき氷屋さん(ゴーラーです)を検索する手を止められません。
「好きこそものの上手なれ」
離乳食支援や偏食支援の時こそ、この言葉がしっくりくることはありません。

さて、食事における役割分担とは・・・
親は「何時に何を食べるか」を決めること
子は「出されたものをどうやって、どれくらい食べるか」を決めること

例①
子「何も食べられないーーーー。納豆がいいーーー。」
親「わかった。わかった。納豆ね」

例②
子「ごちそうさま」
親(何もたべてないじゃん!)
親「これだけ?これだけ食べてみたら?あとこのくらいだけ頑張ろうよ」

これらは役割がこんがらがってい例です。
子どものあれ食べたい、これ食べたいの気持ちには共感して
寄り添って欲しいのですが
だからと言って、すぐに応えてあれこれ出す、では役割が違います。

食べたいものがなくても親がすぐに出してくれる
そう思っている状況で少し苦手ものにチャレンジする心は生まれにくいです。

例①
子「何も食べられないーーーー。納豆がいいーーー。」
親「納豆が食べたいのね。納豆は夜ご飯で出すよ。」

例②
子「ごちそうさま」
親(何も食べてないじゃん!)
親「わかったよ。もう終わりでいいのね。」

例①の場合は気持ちに共感して、見通しを伝えることが大切です。
一言目に「今はだめ」とは伝えません。
極力ネガティブワードを伝えずに、見通しだけを伝えます。

例②の場合は、何をどのくらい食べるかは子どもが決めることですので、
終わりにしてOKです。
何も食べていなくても終わりでOKです。
子どもの食事回数は軽食のようなおやつの時間を含めると
多くの子どもが6回弱くらいの数字になります。
これは起床と睡眠の時間から導き出される計算式があります。
一回の食事で何も食べなかった場合、次の補食の時間で補えば良いのです。
何も3回の食事すべてをきちんと食べる必要はありません。

また、夕食の時間が早いご家庭は、寝る時間前に
牛乳やバナナなどの軽食を入れると睡眠に導入しやすくなることもあります。
寝る直前の食べ物、大人はNGですが、育ち盛りの子供はOKです。
ましてや偏食、少食のお子様は回数で稼ぐこともありなのです。

都立大さわだ助産院では「子どもと食事外来」をオンラインで実施しています。
成育歴、既往歴、成長曲線を確認しながら
現状の把握と整理
今後の方針をお話していきます。
現在進行形のご相談の方も改善が見えてきてとっても嬉しいです。
(そしてホッとしています)
初回45分のご相談(6,000円)
3週間ほどの間隔をあけて
残り2回30分のオンライン相談(初回相談後に継続の可否をご検討いただいています。各3,000円)
相談期間中はLine相談いつでもOKです。(追加料金なし)

お問い合わせはinstagram @sawada_mwまでDMお願いいたします。


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