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市販薬を買う時は商品名でなく『症状』を伝えよう

漢方の基本は

『同病異治』

っと言って

同じ病名でも

原因、体質、体調、季節などによって治し方、使う漢方薬も異なります。

ついつい僕らは薬というと

「〇〇病の薬は〇〇」「〇〇の症状のくすりは〇〇」

っというふうに

病名で薬を選びがちですが漢方ではちょっと違うんです。

よく質問で

『生理痛に良い漢方って何ですか?』

『不妊症に良い漢方はどれですか?』

『PMSには〇〇湯ですよね?』

『気象病にはどれが良いですか?』

っとうことを聞かれますが

多くの漢方の専門家が

『〇〇病には〇〇湯ですよ〜』って簡単に答えてくれないのはそのためなんです。

これって実は漢方薬でなく、普通の市販薬でも言えることで、よく商品名で、例えば

『正露丸ください』

って方が来るとしますよね。

救急箱の常備薬としての購入なら良いのですが

不調の時に正露丸を買いに来た方の症状に本当に正露丸で良いのか?

もっと適切な薬があるのか?

どんな症状なのか?
どんな体調なのか?

確認しないとわかりませんよね。

同じように

ムヒを買いに来てその湿疹にムヒが合っているか?

本当にそれが一番良い選択なのか?

は症状をしっかり確認しないとわかりませんよね。

なので、ぜひ、市販薬を購入の際は

『商品名』でなくて『症状』

を伝えるようにしましょう。

以前なったとの同じような感じの症状だからといって前と同じ薬で良いとは限りません。

似たような症状でも全然原因が違っていて、間違ってお薬を選ぶと悪化することもあります。

良く間違えやすいのが、水虫と思って水虫薬を塗ったら大変な事になった、とか

高熱で喉の炎症などもひどい時に葛根湯飲んだら悪化した、など

身近な事例もかなりありますので、漢方薬に限らず、商品名や病名でお薬選ばないようにしましょうね。

とっても大切なセルフメディケーションの一つです。

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