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ジャズアドリブのオンラインレッスンができるまで②〈課題のストーリー化〉

自宅でサックスレッスンをしています。これまで当たり前だった対面レッスンをオンラインレッスンに切り替えることを決めた私。

その経緯を書き留めていきます。


動画で課題を出して、音声の録音で課題提出はしてもらう、添削型のレッスンをやっていこうと思い、カリキュラム作りに取りかかりました。

そこには「これまで私が体感してきたこと」に加えて、生徒さんの視点が必要でした。


-目次-
1.私がやってきたことを生徒さんにやってもらうのは負担が大きすぎる
2.わかりやすい!のデメリット
 レッスン=時間内で教えるは勘違い?
3.課題のストーリー化


私はこれまでに何人かの先生に教わってきて、とてもたくさんのことを課題としてこなしてきました。

「他人が3ヶ月かかることは一ヶ月でやる」
というポリシーで。
お金ないから笑


それに
私は学生時代にジャズを学び始めたし、
なんなら銀行に就職したあと、練習したさに仕事辞めたという…(当時の先生に生徒を引き継いで欲しいと言われ、即効銀行辞めました笑)

とにかく
私にはありがたいことに時間があったのです。

(正確には作った、ですが)



だから


私がやってきたことを生徒さんにやってもらうには負担が大きすぎる

一日8時間とか練習してますからね…笑
それを会社員の方にやれというのは、無理がある。


それでも、これまで、私は対面レッスンでそう指導してしまってました。
自分がやってきたことしか教えられないですからね…


コード、スケールの暗記
トランスクライブ(これはなかなか難しい方が多いので、イージージャズコンセプションを使用)
分析方法
曲の演習も、単一的に一曲通してコード、スケールを吹いて、そこにフレーズを当てはめて…

一回80分のレッスンをしていました。
これだけの量をやるのにはとても60分では足りないので。



これは本気の人には最高のレッスンですが、

ちょっとアドリブやってみたい、という方には
大変だったと思います。
(体感的には、新しいことを知って練習するので楽しいと感じますが)


わかりやすい!のデメリット

レッスンは大変好評をいただき、
とにかく
「わかりやすい!」
「これならできる気がする!」
と喜ばれていました。


しかし


「レッスンではわかった、と思うんだけど、帰るとわからなくなっちゃって…」
「アドリブ吹くとなるとできなくて…」

と課題をやれない方が出てきました。

(もちろん、サックスを初めて触るところからアドリブ習得までいけた方もいます)



これは、今思うと、
説明しすぎてたし、
そのときそのときで必要なことを言ってて、
レッスン全体の軸がないから、
そして単純にたくさんのことを言い過ぎてたから、
だったんですね。

 

そして、カリキュラムをつくるに当たって
とても大切なことに気が付きました

それは…



「レッスン時間=レッスンの価値」という勘違い


私は
1レッスンに対して対価をいただいていました。
だから、1レッスンにつき、それに値する価値を提供しようとしていました。

だから、
これも伝えてあげたほうが満足してもらえるかな
と、どんどん足し算していたのです。



でも
本当に価値があるのは
私が体感してきたことを正確につたえること




そしていきついたのは…

課題のストーリー化


ジャズのアドリブを習得するには、本当にたくさんのことを覚えなければなりません。


でも、あれもこれも!!!
とは言えない。


だから


本当に私が頭の中でやっている
アドリブフレーズの組み立て方をストーリー化する
ことにしたのです。


この組み立て方は
アドリブをやってみたい…という興味がある、程度の人でもできます。



私、たいして難しいことやってませんから笑
(嫌味に思わないで。本当に単純なことが大元にあるだけなんです)


そして
コード進行ごとに練習方法を変える
理論を学ばなくてもできる(理論を学びたいタイミングを自分で選択する)
最小単元を積み重ね、そこに、少しずつジャズっぽいフレジングにつながるポイントを組み込む


という感じで、

アドリブを初めてやる方にもやりやすく、
そして
アドリブを学んできたという方には、スッキリと整理した形で
習得することができます。


そして、これを伝えるのは
対面レッスンでは難しく、
まさしく動画レッスンがベストだったのです!!!


我ながら
満足の出来です


まだ完成してない笑



次回は
私の理想とするレッスンの形態について
お話します


オンラインレッスンはこれからの新しい形

私はその未来を作ります

SAXOPARK



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