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『どうしても頑張れない人たち』を読む④

前回は こちら↑

読んだページ数:22~24P

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①印象に残った点

・「やれば出来る!」と言う考え方とは逆に、「頑張らなくて良い!」と言う考え方も世間には存在する。しかし多くの頑張れない人達、もしくは彼らを支援する人達は この言葉の意味を間違って捉えて しまっている。

・「頑張らなくても良い!」とは決して「サボる こと」や「怠ける こと」、「苦手なことは しなくて良い」と言う意味ではない!しかし間違った認識を している人達は、これを真に受けて やるべき ことを やらなく なってしまう。それだけでなく、「苦手を克服する意思」や「やったことの無い こと に挑戦するチャレンジ精神」すらも失ってしまう危険性が あるのだ。

「頑張らない」「頑張れない」と言う二つの言葉。似ている ようで意味は全く違う。まず「頑張らない」とは「意図的に やらない こと」、「病気など では なく、単純に面倒臭い と感じて わざと怠けること」を言う。

・一方で「頑張れない」とは「本当は頑張りたい、周りの役に立ちたい のに病気やストレスが原因で心身が上手くコントロール出来ず、力を十分に出し切れない こと」を言う。

・この二つの違いは まず外見では判断 出来ない。そのせいで「頑張れない」事情が あるのに、「頑張らない人」=「やる気が ない人」、「甘えている人」、「怠けている人」と周りから誤解され、支援を して貰えなく なる人達が いる。

②自分が感じた こと

○たまに「苦手な こと は無理して やろうと せず、得意な こと だけを伸ばした方が良い」って ことを聞く けど、この言葉も「頑張らなくて良い」と同じく間違った意味で捉えられて いる場合が あるの かも知れない。苦手なこと、知らない ことを する ことは、確かに失敗の不安なども あるが、やらなかったら苦手な ことは苦手の まま、知らない ことは知らない まま で終わって しまうし、本人が今以上に成長する機会も失われてしまう。寧ろ「苦手だから」、「知らない から」こそ挑戦して見る ことで、自分の隠れた才能に気付けたり、頑張る ことに対して自信を つける きっかけ にも なる と思った。 

○自分は「役に立ちたい」と思っている のに、病気や障がい などが原因で思うように「頑張れない」人達は たくさん いる。それでも周り から勝手に「頑張っていない奴」、「仕事をサボる怠け者」と判断される と言う現実を知った。自分が もしも その人達と同じ立場だったら、ショックで立ち直れなく なって、仕事も続けられない くらい精神的に追い詰められる かも知れない と感じた。

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今回は ここまで。

次回は8/24(火)更新予定。

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※8/24 追記

○企業の中には社員のストレスチェックやカウンセリングを定期的に行う所も ある けど、その場を上手く「頑張れない人達」の支援の ために活用 出来ないかと思った。そうすれば第三回目の感想ブログで書いた「ボーナス有無に よる格差」や ここで書いた「『頑張れない人』のに『頑張らない人』と決めつけられる こと」などが少しは改善される のでは ないだろう?

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