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モネ展と中之島散歩

先月、大阪中之島美術館で始まった『モネ 連作の情景』に行ってきた。
美術館は自分のペースでひとりのんびり見るのが好きなのだが、
今回は、絵画鑑賞が趣味で、自身も美術館で働いている大学時代の友人の顔が思い浮かび、誘うことにした。

大阪中之島美術館

『モネ 連作の情景』は東京上野の森美術館で2023年10月20日から2024年1月28日まで開催された後、
大阪では大阪中之島美術館で
2024年2月10日から5月6日まで開催される。

大阪中之島美術館は2022年2月2日に誕生した。
中之島界隈へ行く度に、
黒い四角な建物を横目で見ながら、いつか見てみたい絵が来た時に訪れてみたいと思っていた。
なかなか機会がなくて今回初めて訪れることができた。

突如現る黒い四角い巨大な建物
ヤノベケンジのシップス・キャット


外観のインパクトは大きいが、
中もホワイエが吹抜けになっていて、
開放的な空間になっていた。

巨大なロボット?


『モネ 連作の情景』

今回のモネ展は表題のとおり、
モネの連作絵画に焦点が当てられている。
そして、普段は国内外40館以上にばらばらに収蔵されている作品を一同に集めた贅沢な展覧会だ。

それでは、いよいよモネ展へ。

エントランスも混雑なし
期待高まる
晩年のモネ ジヴェルニーの庭にて


思ったほど混んではいなかったので、ゆっくり鑑賞できそうだ。

最近の絵画展は写真O.K.スポットがあり、
その掲示がある絵画は写真撮影ができるらしい。
私もスマホで撮影したので、
解説の看板と共にいっしょにご鑑賞ください。











写真撮影O.K.の絵の前はさすがに人だかりがしていた。


ジヴェルニーの庭

おそらくモネを知らない人はいないだろう。
中学の美術の教科書にもあの『睡蓮』の絵が載っていたはず。
1840 年にパリで生まれ、
1926年に86才で没するまで、
印象派の旗手として精力的に作品を生み出し続けた。

長い生涯、常に恵まれた環境だったわけではない。
印象派の作風が世に理解されず、絵が売れずに絵の具すら買えない貧困を味わった時期もあった。
晩年には白内障を患いながらも絵を描き続け、あの睡蓮の連作を描き上げた。

モネのアトリエは室内ではなく、
光溢れる庭でなければならなかった。
晩年あまり遠出ができなくなったモネは自宅に庭と池を作り、あの光と水の共演『睡蓮』を描き上げた。
その庭がパリ郊外のジヴェルニーの庭だ。

いつか行ってみたい。


中之島散歩

社食ランチ

この辺りは水都大阪の美しい街並みを散策できる私の大好きなスポット。
しかしこの日はあいにくの雨模様だったので、美術館から渡り廊下で行ける中之島ダイビルへさっと入ることにした。

このビルの5階に社食のようなカフェテリアがある。
おそらく中之島ダイビル内に入る会社が補助金を出し合って運営しているのではないかと思うのだが、一般の人も利用することができる。

12時半過ぎに行くと空いていた


おろしハンバーグ定食780円税込。

安くて美味しくて、スタッフの人もとても親切。
食券の買い方に戸惑っていると、
厨房から出てきて教えてくれた。

窓からは大川も見える


カフェタイム

そしてまたその隣りのダイビル1階のCafe AMADEUS STORYでカフェタイム。
ドイツの創業1700年の老舗デリカテッセン「ダルマイヤー」の厳選された良質なコーヒー・紅茶が頂ける。

ダイビルは下層階だけ昔のタイルを残して、
高層ビルに建て替えたビル✨
カフェのテラス席もおしゃれ
内装もクラシカル
ダルマイヤーの紅茶が美味しい



美しい絵を鑑賞して、
新旧の建築物を渡り歩き、
安くて美味しいランチを食べて、
お茶しながら友達とおしゃべり。
贅沢な時間を過ごせた。

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