三部作「RUN」の完結編です！！
個人の感想なので本来の演出意図と乖離した発言しているかもしれませんがご了承を。
あと一応、今回も感想にはめちゃくちゃにネタバレを含みます。

新興宗教～～～～～～～！！！
伊藤さん私の好きな物全部知ってるな～～～～～～いや多分普通にみんな好きな題材だけど！！！しかしだいぶギリギリのライン攻めましたね。
宗教はさておいても、結構流行りのというか時事性の高い題材が描かれることが多い印象ですが、そこへの解釈とか伊藤さんご自身の(多分)持論に納得感があるので安心して見れます。

蘭丸がHOPEに固執する理由は、HOPEを出し抜くことが自分の師である人物を超えることになるからって理由でFA？ 普通に復讐とか怨恨よりも蘭丸の屈折感があってこっちのが好きです。可愛くて可哀想な奴ですね蘭丸。森と蘭丸のスピンオフとか見たいな。「こっち見てくださいよ！！」、最後の蘭丸の言葉としてすごくいい。
あとお座敷コブラさんのお芝居、大概最後のキャスト挨拶でストーリーの後日談的なの語られてるんですが
このお話の〆にHOPEが望んだ「あったかもしれない未来」が来るのいいですね……

併せて個人的に蘭丸との直接対峙となる病院の場面がすごい好きです。仄暗い蛍光灯だけが煌々光って、所謂最後の戦いとなる静かでじっとりした雰囲気がすごくよかった。
ああ、ここが本当の最後の場所だって感じがしました……


お座敷コブラさんの過去公演漁ってた時から、三部作編成になってる作品があるのずっと気になってまして
個々に独立した作品だとは伺ってましたが、HOPE自身の蟠りになってた過去の事件を終わらせるところまでノンストップで走り続けられて
一気に見てよかったです！！

次回公演も結構サスペンス色が強い作品らしく、今まで見た他のに比べたらRUNがやや毛色は近くなるのかな？
すごい面白かったので期待値めっちゃ上がりました！！たのしみ！！！

※お座敷コブラ様の次回公演
お座敷コブラ14畳目公演「TRIANGLE」
https://ozashikikobura.jimdofree.com/蛇足絵巻/2022年11月-triangle

※すみませんキャストスタッフ全員タグ付けしたらえらいことになるので劇団員のお三方だけで失礼します……