ごぶさたしています。
次々と名曲を生み出すアーティスト、Official髭男dism（通称：髭男）。個人的には、近年の曲がますます素敵になっているなと感じます。
今回は、「なんでこんな歌詞や曲が作れるの!? すごすぎる」と驚いた曲３つを紹介します。

１．ミックスナッツ

ごぞんじ、今年大々ヒットしたアニメ『SPY✕FAMILY』主題歌です。
「隠しごとだらけの、かりそめの家族の絆」という原作の世界観を、「ミックスナッツ」にこんな見事になぞらえて表すとは…と思える歌詞です。

そもそもなぜミックスナッツで作ったの？ と思ったけれど、ピーナッツがアーニャの大好物なのですね。
ピーナッツってナッツじゃないんだ……ナッツの顔してミックスナッツの袋に入っているんだ、と初めて知りました。(笑)

２．Subtitle

最終回が最高視聴率！ ドラマ『Silent』主題歌です。
もはや、話題のアニメやドラマには髭男あり、とすら思えます。

この部分の歌詞がけっこう話題です。みなさまお気づきでしょうか。
「かける」「割る」「足す」「引く」四則演算が入っているのです……何という遊び心。
個人的には以下の部分がグッと来ます。

ちゃんと季節感を出しつつ、「イルミネーション」をこういうふうに使うのか……と、驚きに打ちのめされた感覚でした。
「君とイルミネーションを見たい」とか、陳腐な言葉じゃなく。

３．アポトーシス（※隠れ神曲）

とくにタイアップしていないので知らない人も多いかもしれませんが、実はすばらしいのです!!
年齢が高い層には一番刺さる曲だろうと思います。

「アポトーシス」とは、「プログラミングされた、細胞の死」。
避けられない「老い」や「大切な人との死別」がテーマですが、これをこんなに重くなく、悲しすぎず、美しくどこかあたたかく描いた曲なんて、他にないのでは。

歌うととーっても難しいです。(笑)
音程が階段のように上がっていく、サビのメロディーが美しい。

『Cry Baby』も捨てがたい……

『東京リベンジャーズ』主題歌。タイムリープを繰り返すストーリーに合わせて、曲中で10回ぐらい転調しているそうです。えぇっ。
さらには、高音で信じられない迫力のロングトーンをかましています。

紹介するか迷いましたが、Cry Babyはそこそこ有名だろう、アポトーシスをぜひ知ってもらいたい！ と思ってそちらを３選に入れました。

音程・音階や言葉を自在に操り、今までになかった曲を生み出してくる髭男。魔術師に思えてきます。これを才能と呼ばずに何と呼ぶのだろう。センス？
上下の激しい音程も、高音も歌いこなす歌唱力も圧巻です。

紅白はSubtitleで出るんですね！ 楽しみです！